開かずの扉
いつからか 期待をしないように
割り切った風に生きていても
君を前にすると
割り切った風に生きていても
君を前にすると
イメージするほど 無心や無欲になれない
どこまでも人間くさい部分がある
見返りを求めないと思っているのに
君を求める僕の気持ちが
だんだん目に付いてきて調子が狂う
★
何ヵ月かぶりに
昔の私を知っている人と会う約束をした
約束の日がだんだん近づいてきて
再会する瞬間を夢にまで見るようになって
気にしていないようでも
約束の日がだんだん近づいてきて
再会する瞬間を夢にまで見るようになって
気にしていないようでも
楽しみにしている自分に気付いた
本音はそう
かつて一度は
この人に抱かれたいと思ったこともあった
口に出すことは決してない
胸の奥に閉じ込めて
開かずの扉は 鍵をかけたまま
顔を合わせれば嬉しくて
お互いを尊重しあって
久しぶりに会えば 近況報告が愉快で仕方ない
恋人を紹介されれば 祝福だってできる
たぶん私たちは 愛し合っていると思う
それだけでもう十分
開かずの扉は ひっそりとそこにあるだけでいい