香りの記憶 | 恋愛小説家

香りの記憶

お気に入りのフレグランスをまとって
そのまま眠るのが好きでした
 
明け方近く まどろんでいると
ふわっと鼻をくすぐる香りに
心が安らぎ 幸福につつまれて
独りじゃないと
 
ひさしぶりにつけたフレグランスは
嗅覚から 記憶が胸に押し寄せます
 
この香りの中で
私は何をしていたっけ
誰を見つめていたっけ
 
切なくほろ苦い記憶の糸をたぐり
もう少し旅してみたくて
今日も同じボトルを手に取ってみましょう
 

 
私の好きな映画の一つ、
「セント・オブ・ウーマン~夢の香り」。
原題は「SCENT OF A WOMAN」なので、
カタカナとニュアンスが少し違いますが
 
友も愛もなく、孤独に生きている全盲の退役軍人が
青春に悩む寄宿生と出会い、彼と心を通わせていく過程で
生きる光を徐々に取り戻していく・・・というような物語。
(説明すると陳腐になってしまい、スミマセン。)
 
目が見えない、ジェントルマン。
映画のなかで、「香り」が重要なキーとなります。
彼の、女性の扱いはとびきり上等で、大人の魅力満点です。
 
ずばり、反則的に素敵すぎる
アル・パチーノを鑑賞する映画かもしれません(笑)。