この雨が止んだら
ぽつぽつ落ちてきた雨が合図になって
突然はじまった雷雨
暴れまわる風に 叩きつけるような水滴
しばらくは降りられそうもないね このまま
夏の嵐が頭上を去るまでの間
わたしはずっと 窓の外を見ていた
やさしいと思っていたあなたの手が
ただうっとうしく 触れられたくないものに変わったとき
この恋が もう潮時だってことがわかった
ただ逢いたいとだけ思っても
ほどよい距離感は だんだん狂いだしてしまった
透明で静かなほとりを乱されるようで
逢いたいのに逢いたくなかった
身を潜めるように重い雲が去るのを待つ
わたしはだいぶ大人になって
もう大丈夫だって思える自分に気付いたの
だけど今度は逆に わたしがあなたを
たった一人置いてきぼりにしてしまうようで
長いこと 成長したことに気付かないふりをしていた
数センチの駆け引きが長引けば長引くほど
そんなのお互いに苦しいばかり
もう終わりにしよう
終わりは「別れ」とは違うということ
言わなくたって分かっているから
雨が止んだら もう行くね