もしもし | 恋愛小説家

もしもし

なんとなく「不幸せ」な感覚は

ぼんやりとして果てしない


無力感と脱力感につつまれた長いトンネルは
いつになったら光が差すのかしれない

まさに今日

私が出会ったのは 純粋な「幸せ」だった
残念ながら それは私の物ではなく

白い花びらを投げながら ただ眩しくて目を細めていた


酔い覚ましに 夜道を一人
自分の足音に追われるように 歩いていく


こらえきれずに あの人の声を聞きたくなった

「もしもし」
「もしもし」

話すことなど、何も無かった


ただ 黙って耳を押し当てて

僅かでもつながっていることを確認したかっただけなの