皆さんも是非料理の温かさと日本酒の温度を近づけて飲んでみて。
温度が同じ「目線」にくると、どのような味わいになるか分かりますか。
結果は3通り考えられます。
1.お酒に含まれるアミノ酸(旨味)と料理の旨味が同調し合ってお互いの旨味が膨らむ。
2.日本酒の特徴(甘味・酸味・旨味・苦味)のいずれかの作用により、料理の印象を引き立てる。
3.日本酒の特徴(甘味・酸味・旨味・苦味)のいずれかの作用により、料理の味わいを穏やかにさせる
3は、例えば、揚げ物を食べて辛口の日本酒を飲むと口の中がわりとサッパリとさせる効果の事です。
この金水晶は、甘味と旨味と酸味のバランスが取れているのでハンバーグにかかっているトマトソースとまずは合いました。(1の効果)
続いてハンバーグの旨味が金水晶の旨味とちょうど良い味わいだったので、ハンバーグの旨味を邪魔することなく引き立てられました。(2の効果)
本来なら、この金水晶は大吟醸というカテゴリーなので、躊躇なく冷蔵庫に冷やして「冷酒」として飲んでいたことでしょう。
金水晶を常温のまま単品でテイスティングしてみました。
外観の健全度:健全
色合い:ほぼ無色透明(色合いを測るために後ろにポテトヘッドを置きました笑)
香り:全体的に弱い。
甘味よりも線の細い酸味を思わせる香りが立つ。穏やかな甘味を思わせる吟醸香(ぎんじょうか)。旨味を原料米を思わせる香りも少し感じます。
味わい:非常に柔らかな口当たり。
弱い甘味、線の細い酸味、粒の丸い旨味が主体的。
余韻:やや短い
含み香:熟れる前の白桃に似た甘味を感じました。
個性:香りと味わいの統合性(バランス)が取れている。粒の丸い旨味を感じるがキレのある酸味があり余韻は短めである
このように、吟醸香はあるが、旨味が主体的であり、ハンバーグの旨味と同化しやすい特徴がみられました。
さらに、海老フライのタルタルや、スモークウィンナーとの相性にも好相性を示しました。
旨し!
ちょいネタバラシ。
こちらの金水晶 大吟醸は新聞紙に包み、一年ほど寝かせた自家熟成酒です。
瓶詰め日はH30年の1月瓶詰め。
飲料適温は5〜20度と表記してありました。
実際テイスティングした温度は20℃ほどなので、まぁ温菜などを合わせるときは常温よりに戻して飲むと程よい旨味と酸味を感じつつ楽しめる商品です。
このように、大吟醸の中でもさまざまな活用方法があります。
皆さんも是非一度冷やしつつ、常温よりの温度を楽しんでみるのも日本酒の良さと言えるでしょう。
今日は日本酒の日でしたね。
地元の日本酒で乾杯してみました。
見ていただきありがとうございます😊ノシ
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