妻の夢を見た。



病気で記憶が変になった妻



話し方が幼くて


でも、たくさん話したら、以前のように、少しずつ話せて



私は、妻に



生きていればなんとでもなる。



なんて言いながら笑って、妻も笑って




そこで目が覚めて




妻は亡くなっていることに気付いて泣きそうになる。



妻の祭壇にお線香をあげる。


ただただ会いたい。



愛ちゃん



呼びかけても返事はない。



返事が来ないことに慣れてしまった。




どんな風に返事をしていたか、だんだん思い出せなくなる。






たまに、妻の夢を見る。



悲しい夢はあまりない。



仲良く話す夢ばかり



起きると、いつも悲しくて




眠れなくなる。






この前、長女に




ママがいい。

パパはイヤ



初めてそう言われた。



子守唄を歌って寝かしつけていた時だった。


ショックだった。

でも、ママがいなくて寂しいから言っていると、分かってもいた。


長女に


パパでゴメンねと謝った。




長女は、私がショックを受けたとわかったようで、



ママとパパと一緒がいい。



そう言い直した。


気を使わせてごめんね。





まだまだ苦しい。


良いことは何も無い。



妻に会いたい。