子どもたちを寝かしつけて、また片付け

今日は、食品等がある物置


やっているうち、また具合が悪くなる。
気持ち悪い。



それでもと少しずつやっていたが、どうも2日連続は駄目みたいで、途中から何をしていいかわからなくて


太めに入ったのは、妻が飲んでいたイノラス等の補助食品


これを食べる食べない言っていた頃を思い出す。

一緒に食べて、まずいって言って、でしょ!?なんて言って、笑った愛ちゃん

目を閉じて、音楽を聞きながら、愛ちゃんを思い浮かべる。


どんな笑顔だったか
髪の香り
触れた温かさ

元気だった頃を思い出して、少しずつ淋しくなっていく。


思い浮かべた愛ちゃんが、だんだん痩せていく。


病室で愛ちゃんをお姫様抱っこしたことを思い出す。


痩せて、軽くなった身体

立てない足

脳まで転移して、幼児退行して、


なんで、こんなに力持ちなの?

って聞いてきた。


愛ちゃんを抱っこするために、鍛えてるんだよ。

って、泣きながら答えた。



外の景色を見て、うわーすごいねー綺麗だねーって、何度も言っていた。


そして、愛ちゃんは愛しそうに、私の頬にキスをしてくれた。




妻の唇の感触を思い出して、一人物置のなか、物に囲まれたまま、泣く。


よくわからない。

ただ、悲しい。

悲しくて、悲しくて

涙が止まらない。


抱きしめて欲しい。
ただ、愛ちゃんに、抱きしめて欲しい。


愛ちゃん
愛ちゃん


名前を呼んでも、返事は聞こえない。


一生

一生聞けない。

これが、どんなに辛いか、苦しいか、悲しいか




わーっと泣いて、少しスッキリ

もう少し、片付け頑張ろ




愛ちゃん

明日で、愛ちゃんが亡くなって1ヶ月だよ。

愛ちゃんが死んで、3人ぐらしに慣れてきたのに、

やっぱり、寂しいな。

今日は、たくさん泣いちゃったよ。

愛ちゃん

少しずつ、愛ちゃんがいなくても楽しい時間が増えてきたんだ。

唯ちゃんやマサシの成長を見たり

仕事が充実したり

テレビを見たり、筋トレしたり

なのに、やっぱり、幸せの中心は、愛ちゃんなんだね。

君が、いないと、僕の幸せは、真ん中が抜け落ちてて、
ふと愛ちゃんを思い出すと、たくさん泣いてしまう。

愛ちゃん
俺は、こんなに君が、まだ好きなんだ。
本当に、好きなんだ。

あぁ、さみしいよぉ