眠れなくてコンビニへ



愛ちゃんの番は、東京から来てくれたおばさんに頼んだ。


愛ちゃんに何が欲しいと尋ねる。


返事はない。


何か美味しそうなもの買ってくるよ!


と言って外に出る。




暗い夜道を一人で歩く



愛ちゃん



愛ちゃんを呼んでみる。


返事はない。


誰もいないから、もう少し大きな声で



愛ちゃん



返事はない。



不安になって、何度も呼ぶ




愛ちゃん


愛ちゃん


愛ちゃん



返事はない。



愛ちゃん

どこにいるの



涙をこぼす



店内をウロウロ



アイスの実

ポカリ



愛ちゃんの食べられるものを、自然と目で追う。



コンビニさえ、トラウマの場所だと知った。