交代して、妻の側に


声は下の声に、血色は少し悪い

ウトウトしていたので、疲れていると思い、あまり話さず、そばにいる。


隣に座ったり

保育園から届いた子どもたちの写真を見たり


話さなくても時間を共有できる。

話さない分、きっと明日は元気になる。



足をマッサージしていると、ひざ下から足裏まで少し太く、むくんでいるようだった。

体勢の問題かと思ったら、反対の足も同じくらいむくんでいた。



不安になって、尿道カテーテルのパックを見ると、昨日の夜の3分の1量しか入っていなかった。


さらに、不安になった。



心臓の機能が弱まった?

心臓に疲れが出た?



どんどん不安になる。


眠りそうな妻を寝かしつけて、様子を見守った。


その後は、日が変わるまでよく寝て、少し起きて水分を取ってを繰り返した。


私もポツポツ眠った。



日が変わる頃、体を起こすというので、起こすのを手伝い、妻の足を優しくマッサージした。


リラックスして、少しでも寝てほしかった。



妻の足は、昨日と全然違った。

マッサージをしても、血色が変わらない。

くるぶしが分かりづらい

足首の脈がわからない


むくみが強くなっている気がした。



なるべく横にして、体を伸ばし、寝かせる。


眠たいようで、昨日のようにずっとソワソワしている様子はなかった。

ただそれが良いことだと、思えなかった。


妻は少し寝て、起きて、体を起こしたいと言った。


起こしたあともまどろんでいた。

様子を見て、目の焦点が私に合っている時、体調を聞く。

しかし、返事はない。

目の焦点は合っている。けど寝ている?


様子を見る。



少し経って、メモに


生茶がほしい


と書く。

声を出さず、筆談になった。

どんどん不安になる。



身体の向きを変えたりして、妻のまどろむ様子を見る。



今はまた寝てくれた。


妻の寝顔が見える位置で床に座って、妻を見る。



昼間はあんなに楽しそうなのに

昼間からの引き継ぎなんで、元気だったくらいしか聞かないのに


なんで私がいる夜は、こんなに辛そうなのだろう。