朝子どもたちを送って、妻の元へ


今日は昨日より少し元気そうだった。



緩和ケアの先生が尋ねてきた。

妻の容体をよく聞いてみた。



まず、妻は胃がんの影響や腸閉塞のため、吐き気が強く出ている。

吐瀉物は、小腸までいったものがその先進めなくなって逆流したものがある。


これらは吐き気止めで対応する。

腸閉塞で絶食する手はあるが、ガンの癒着による腸閉塞なので、絶食による回復は見込めず、いつ絶食をやめるかはんだんできない。

そのため、少量ずつ食事をとるのが良い。

食事で栄養を取れる限りは、これを続けて体力を戻すのが望ましい。


とのことだった。



ちなみにグレープフルーツについても聞いたが、そもそも薬と飲み合わせてはいけないのは、グレープフルーツの皮に多く含まれる成分らしい。

また、妻の使っている薬にグレープフルーツと相性の悪いものはないとのことだった。



一緒に説明を受けた妻も、よく理解できた様子だった。


緩和ケア病棟はいまだ満床

早くて来週の火曜だが、退院予定はいないとのことだった。

まだまだ先は見えない。



午前中は、妻の部屋の変更や入浴があって、早めに移動した。


お父さんは今日の夕方帰るので、行きつけの寿司屋でお礼を兼ねて食事を取った。


お父さんはうまいうまいと喜んでくれた。



食事を終えて、すぐに病院へ


妻は、ベッドからでて、新しい部屋のものを整理していた。

整理しながら冷蔵庫に入っていたアイスボックスを食べていた。


ぼんやりした様子は減っていて、口数は少ないがベッドから動かない昨日より元気そうだった。


妻の食事は、先日から冷たいそうめんに変わっていて、二口食べたとのことだった。


午後は、自宅から持ち込んだラジカセでラジオを聞きながら、ゆったり過ごした。


夕方は、子どもたちを連れて行った。

連れて言った時の妻は打って変わってゲンナリしていた。

聞けば、先ほど吐き戻したばかりとのことだった。


すぐ帰ろうかと思ったが、一緒にいたいと言うので30分ほど過ごした。


お菓子を食べる子どもたち

ジュースを飲む子どもたち


妻は目を細めて見ていた。



夕方には、お父さんが自宅へ帰っていき、私は久しぶりに子どもたちと3人生活


明日は、妻のお父さんとお母さんが来る。

妻のおばさんも来る。


私は皆さんに子どもを預けて妻のところで一泊の予定だ。



明日の妻は、どんな体調だろう。

少しずつ、少しずつ回復している妻


お願いです神様

もう少し、せめてご飯を食べられるようにしてください。

それ以外は、私が全て支えます。

愛ちゃんは、ご飯大好きなんです。

お願いします。

なんでもやりますから。

どうかお願いします。



今日の夕飯はカレー


長男機嫌が悪くて全てぶちまける。


やめてくれー