カートを終えた妻から連絡があった。
寒気がひどく、熱が出そうなので今日は面会できないとのことだった。
子どもたちを迎えに行き、いつもより早く帰宅する。
今日の夕食は、焼きそばと人参と玉子のスープ
風呂が沸くまでに作る。
長女が野菜を切るのを手伝ってくれた。
料理を終えて、風呂に入り、子どもたちと食事をとる。
食事は楽しむものだ。
そんな本を読んだ覚えがある。
最近の私は、家事に追われて、子どもたちに早く食べるように急かすことが多かったことに気づいた。
だから、今日はゆっくり話しながら食べる。
先に食べ終わってもミカンを食べながらそばにいる。
すると、子どもたちが楽しそうに全部ご飯を食べてくれた。
気持ちに余裕のある時は、なるべくこうしてあげたい。
その後は、子どもたちとボールで遊んだり、ブロックをして過ごした。
家事も全てこなせた。
仕事と家事と育児、案外なんとかなるもんだ。
妻からは、38℃以上の熱が続いてボーッとすると連絡があった。
妻は、普段風邪を引いても38℃を超えることはなかったので、とても辛いと思う。
子どもたちの食事の写真や長女が作ったブロックの写真等を送った。
妻は喜んでくれた。
今日、家事の合間等で、最近いただいたコメントを見ていた。
たくさん励まされ、たまに叱られ、元気が出た。
誰かに偽りのない気持ちを聞いてもらえることが、嬉しかった。
今、私が素直に気持ちを話せる人はいないから
その中で、今ずっと考えている言葉がある。
あいちゃんは、今安心できているか
今までの妻と子どもたちは、何か辛いことがあっても家に帰ったら笑って、しあわせだった。
これが安心だと思った。
じゃあ、今の妻にとって、いつどこにいるときが安心なんだろう。
いつも病気と戦っている妻
家にいても、病院にいても、妻にとっては戦場だ。
特に私は、病気と戦い続けることを強いていた。
でも、このままじゃ妻の安心できる場所がない。
それは、あまりにも酷だと思った。
今一番必要なのは、妻に安心できる場所だと思った。
妻の安心できる場所を作りたい。
安心できる時間を作りたい。
でもどうすればいいのかわからない。
病気に蝕まれている妻を安心させるには、どうすればいいんだろう。
ずっと考えている。
ずっとずっと考えている。
家族といれば、家族の幸せを奪ったと沈む。
家族以外の人には、弱いところは見せたくないと気を張る。
実の親にも、弱いところは見せたくないと言う。
ただでさえ、病気は痛くて、苦しくて、しんどい。
わからない。
…まず明日妻が帰って来たら、謝ろう。
それで、
頑張ってきた妻を、たくさん労ろう。
頑張ってくれてありがとうって伝えよう。
それで、妻の安心できる場所について、ゆっくり話そう。
安心できる場所が、今の妻には必要なんだ。
がんばるぞ!!