今日、妻が腹水を抜くために入院した。

体調は、相変わらず悪いようだ。

妻に頑張れとたくさん応援して、妻を送り出す。


腹水を抜くのは明日から
腹水を抜けば、元気になる。


夕方面会に行く。

妻は、思ったより元気そうだった。

点滴について先生と相談した結果、普段の食事量を確認して、点滴の量を減らすことになった。

これで少しでも、負担が減るといい。


妻に、少しでも食べて、栄養をつけようと話した。

妻は、

無理

と言った。
私は驚いて、黙る。

妻は、

辛い時は辛いから無理
無理なものは無理なの

と、徐々に声を大きくして言う。


また、妻の癇癪が始まったと思った。

でも、病気と戦うには栄養を取らなきゃでしょ?

と言っても、

無理だもん

と言う。
さらに、

私の苦しさはわかんないよ。

と言われた。


妻に、

わかった。でも頑張ってね。

と言って、今日は帰った。
妻の態度に、ものすごく怒っていた。
でも、一言も怒らずに帰った。



子どもたちを連れて、帰宅する。

今日は、長女も長男も、疲れているせいか機嫌がわるい。

長女はご飯を食べず、長男は食べ物をばらまく。

どうにか食事を取らせた後、掃除洗濯明日の支度等をする。
郵便受けを見ると、がんセンターから先月の入院費の請求書が来ていた。


二月に跨ったので、総額で15万円

今月は、抗がん剤とオプジーボで9万円近くの支払っているのに、さらに入院費がかさむ。

高額医療費で本当に返ってくるのか、不安になる。




…今日は、本当にふんだりけったりだ。

妻に、私の苦しみがわかるのだろうか。

あーむかつく。
何が苦しいだ。
無理ってなんだ。何が無理だ。
癇癪で人にあたって、スッキリしたのか。
こっちは全部、本当に全部を賭けて、一生懸命頑張っているのに。
お前に何がわかるんだ。
子どもたちが可哀想だと思わないのか。
嘘つき。本当に最低。


グチが止まらない。

辛い。