昨日長女から初めて死について聞かれた。


公園に行った帰り、長女は、


私がおばあちゃんになったら、お父さんとお母さんは死んじゃう?


と言った。


長女に、


ユイちゃんがおばあちゃんになる頃には、死んじゃうかもね。


と答えると、ポロポロ泣き始めた。


死んじゃうのやだと言って、泣き続けた。


初めて、死ぬことや死なれることの悲しさを感じたのだろう。


妻に、もしも万が一がある前に、長女が死の悲しさに気づいたのは、良いことなのか。悪いことなのか。


家に帰って、妻にこのことを話すと、妻もポロポロ泣き始めた。

泣いている理由はわからなかった。




今朝、妻から、


もし、抗がん剤が効かなくなって、病院から出られなくなったら、毎日会いに来てくれる?



と尋ねられた。


泣きながら、妻が言った。



その時は、みんなでずっと一緒にいるよ。

たくさんお話して、子どもたちと遊んで、最期まで幸せだったって思えるように過ごそう。


そう話した。


妻は泣きながら何度も頷いた。


妻は、


時々考えちゃうんだ。


と言って、泣く。


そこに長女と長男が来て、私達を抱き締めてくれた。



妻の死は遠いのか。近いのか。

よくわからない。


でも、いつか、看取りを本気で考える日が来たら、




今朝の妻の体調はほどほどだ。


最近、朝の体調は悪いらしい。


栄養を1晩中点滴しているせいか、ボーッとするらしい。


お腹は徐々に張っている。

腹水のせいだろう。

吐き気が少しある。これは抗がん剤のせいだろう。



助けてあげたい。

妻を治してあげたい。

子どもたちに、ママを失う悲しさを与えたくない。


私に出来ることを、全てやろう。

ガンを絶対に治そう。