今日でガンの宣告を受けて一ヶ月


たった4週間


すごい濃密で、もう1年は経っている気がした。




今日、妻から昼食から食事が出ると連絡があった。


とりあえず、流動食のようなものから始めることとなった。


お昼休み、妻から


コーンスープ、茶碗蒸し、ジョアが来たと連絡が来る。


私は、ものすごくドキドキした。


食べられるのか。

もし食べられなかったら。


本当にドキドキした。


弁当を食べていたが、妻からのメッセージを見て、手が震えて箸がうまく使えなかった。



落ち着いて弁当を食べて、ブログの返事を打ちながら妻からの連絡を待つ。



妻から、ジョア以外は完食したと連絡が届く。


良かった。

とりあえず食べられた。


ただ、今日の面会は不安だった。

また痛みが出て、苦しむのか。


不安だった。



夕方、仕事を終えて病院へ


ナースステーションに行くと、主治医と話があるのでと言われ、別室に通される。


不安

先生は、いつも俺に辛い報告しかしない。

今日は、何を言われるんだろう。

この人は死神か?

いや、違う。

この人は、死神と戦っていて、その姿が重なるだけなんだ。


とか、色々考えてた。


別室には、先生がいた。

私が座り、先生が座る。

顔を見合わせる。

…?


先生が、お話とは?と尋ねる。


私は、昨日の外泊のことを先生に聞きたいと言ったことを思い出した。


先生に、妻の外泊について尋ねる。


今のところ外泊に問題はない。

月火で外泊してよい。

ただ、退院はまだしないほうが良い。

静脈栄養法ができてから、退院するべきだ


そのような話をした。

私は、先生に賛同した。


先生に、外泊の注意やルールについて詳しく尋ねた。


先生は、看護師さんと確認しながら、ルールを教えてくれた。


また、先生に、1月30日の子どもの参観日に行きたいと伝え、了解をもらった。

さらに、今はできない子どもたちとの面会も制限はあるが、可能なので、後日その方法を回答すると言っていた。



…その日はそれだけで終わった。


怖いことは、聞かずに済んだ。


よくよく考えれば、怖いことを尋ねるのは、いつも私だ。


少しでも希望が欲しくて、変な質問をする。

余命はどのくらい?とか、これはうまくいきそうですか?、とか


それが良くないんだ。


もう、ああいう質問はやめよ笑


妻と面会する。 

お腹の調子は良いと言った。

痛みはなく、問題ないとのことだった。

すごい嬉しかった。


しかし、少し疲れていた。


どうしたのと尋ねると、


今日お父さんとお母さんが来て、ずっといるから疲れちゃったの


笑った。


今日は妻のお父さんとお母さんが面会に来ていた。


妻に会いたいと言い、昨日急遽決まった。

そして、二人からたくさん話を聞き、疲れたそうだった。


また、お母さんから、うちの父が事故にあったことも聞いて心配していた。


…お母さんてば!!

愛ちゃんの身体に触るから言わなかったのに!!


…と、帰ってからお母さんに文句を言う。

アハハ、ごめーん笑


…楽しいお母さんだ



妻はそんなお母さんとお父さんにたくさん話をして、疲れていた。


なので、私は早めに家に帰った。



家に着くと、お母さんがご飯の準備をしていた。


私も手伝って食事をとる。


子どもたちは昼寝をしなかったので、夕食後にすぐ寝た。


私は、お父さんやお母さんと話をした。


妻が治るためにやれることを延々と話した。


私は、今の状況を好転させたかった。

何一つ、まだ上手くいってない。 

好転の兆しが見えない。


それが辛かった。


ただ好転して欲しい


それで話は終わった。



スマホを見れば、妻の友達から連絡が来ていた。


実は、妻に頼んで、妻の友達と連絡先を交換した。


妻がしんどい時、たくさんの人から応援してもらう為だった。


皆さんすごく協力的で、本当に嬉しかった。

頑張れる。

そう感じた。




病気を知って一ヶ月


私は、1日に一回は泣いている。

妻も良く泣いている。


次の一ヶ月はどんな一ヶ月になるのだろう。


爆発力が欲しい。

この流れを帰る、本当に強いチカラが欲しい。