昨日の夜から、妻はお腹が痛いといい、良く眠れなかった。
お腹が張って痛いのだそうだ。
医者からは腸閉塞が見られると言われていた。
朝方になって少し落ち着いたが、私の熱が下がらず、妻も疲れが出ていたので、子どもたちは家で遊ばせていた。
昼になると、再び妻はお腹が痛いと言ってうずくまる。
水便も続いているらしい。
がんセンターに電話したところ、救急外来に来て欲しいとのことだった。
妻を連れて、救急外来にむかう。
先生に妻を預けて、一旦帰宅する。
妻から電話があり、これから点滴で、もしかしたら入院するとのことだった。
今は、妻からの第二報を待っている。
昨日一昨日は元気だった。
なのに、こんなことになるなんて
昨日、妻に言った。
ドンドン頑張ろうと。
妻に聞くと、以前は聞こえていた腹水の音はなくなり、以前ほど辛さもないとのことだった。
明らかに改善されていた。ガンに勝ち始めたのだ。
また、重篤ながん患者が治った話をここ最近聞いたので、希望が見えていたのだ。
ただ、抗がん剤治療の副作用か、妻はいつもだるそうで、あまり動こうとしなかった。
あんなに活動的な妻が。
だから焦った。少しでも治った話に近づこうといろいろな事を試し始めた。
妻を焦らせた。
後悔している。
もし、オプジーボの副作用だったら、オプジーボは使えなくなるのだろうか。
あの薬が、私達にとっての希望なのに。
妻はやはり、1年の命なのだろうか。
腹水が貯まれば、もっと短いという話も聞いた。もう帰ってこれないなんてこともあるのか。
わからない。
私達の大晦日
世間は親戚や親しい人と集い、お祭り騒ぎだ。
私達も去年までそうだった。
それが、今は妻の命が危ない。
なぜ、こんなことになったのだろう。
私は、今の生活を守りたいだけなのに
私の熱や疲れもあり、思考が定まらない。
ただ望むのは、妻の回復のみ。