おやつの取り合いで兄弟喧嘩するのは

どこにでもある話かもしれない


長男も次男も

自分の頭の中に描いていた物と

実際とのズレになかなか対応できない


大袋入りのお菓子や1口チョコを買っておいておく


まだあるからとこちらも油断していると


食べるペースやタイミングの違う2人



あると思っていたのに

いつの間にか思ったより少なくなっていた


まだ自分はそんなに食べてないのに減っている


最後のひとつを勝手に食べた



出費した上に喧嘩が増えるんじゃ

たまったものじゃない


収納棚の引き出しをそれぞれに割り当てて

買ってきたら分けて入れるようにしている



次男にとってお菓子やジュースはおやつだけど


長男にとっては

イライラした気持ちを切り替える為に

ちょこちょこ食べたり飲んだりする


取られる前に食べないと…と

欲しがるペースも早くなる



買い物から帰ると 

買ったお菓子を開けて

半分ずつ引き出しにしまわせる


1個余ったらママの分



 カステラを買ってきたら  分けて食べて

ひと切れ余るなら ママの分




適当に食べると競走して慌てて食べるしケンカになる

だから

最初に数を数えて

 2人で 分けて

余らなければ そのまま


余ればそれはママの分



元々は折角買ってきたおやつでケンカするなと

このやり方に落ち着いたのだけど


たまたまこれが 割り算の習い始めに役立った





割る数が

2の時に何故 2の段の掛け算を使うのか

5の時は何故5の段の掛け算を使うのか



大袋に30個入ったお菓子を

何人かで分ける時


1人何個ずつもらえるんだろう?


2人で分けるのなら2人に1個ずつ配って1周目が終わる

                                 さらに1個ずつ配って2週目が終わる            


5人で分けるなら5人に1個ずつ配り終えたら1周目終了



何周かすると

袋が空っぽになるか  全員分足りない事になる


平等に配りたいので足りないのはダメ 


きっちり配り終えたら

何周したか=1人当たりのお菓子の数


30個のお菓子を5 人で分けていく


1つずつ配り1周目……2週目……


6周すると袋の中は空っぽ


1人あたり6個お菓子を手にしていることになる



お菓子を分ける人数によって

  1周した時に消費するお菓子の数は違う


だから割る数の段の九九を使う


(我が家は九九が覚えられていなかったので5なら5ずつ足して増やしていた)


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1周目で5

 2周目で10

3周目で15……

6周目で30

7周目で35……


無いものは無いんだから30個を超えないよ

 
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6周目で終わり 空っぽ


これで


30÷5=6 の完成だった





このくらいの数字の時は あまりがあっても


大袋に30個しかないんだから超えては配れない

手前の数でストップ

中途半端に袋に残ったのがあまりってこと



これでイメージして納得できていたはずだった



少し数が複雑になり 筆算を使うようになった時に


何故 割り算なのに

これとこれを掛けるのか?

そうと思えば今度は引き算しろという


足し引き掛け算の筆算と違い

上にも下にも数字を書き足していく


どこに何を書いて今何をしてるのか

かなり混乱したようだった


何で?と思うとそのから先に進めなくなる特性には


毎度 手こずっている





どうにかして  

どこに何を書くのかを

ルール化できないかと考えた結果がこれ




1段目 ……どんな場合でも1~10をまずメモとして書く


2段目……その下に割られる数をひたすら書く


ここまでは

何も計算することもなく

決まった数を見たまま書けば良いだけ


3段目……3が1個で3  3が2個で6……


面倒だけど慣れるまで徹底して

この3段のメモを書くようにした

(書いているうちに九九も
              早くなればラッキーと思っていた)

筆算の
)の中にある数字(割られる数)(この場合は7)は

大袋の中にあるお菓子の数なのでこれを超えない

超えないところの3段を使うので
囲って印をつけておく


1段目の数は1段目に

2段目はもう書いてある

3段目の数は3段目に


それぞれそのまま書き写す


何故割り算の筆算なのに掛けるのか


ここでどうしても引っかかっていたものが

この3段のメモを書くことで

何となく納得して ひとまず次に進む気になってくれた





そして 

さらには引き算するとは何事だと怒っていたが


ここにきて

おやつの時間の【ママの分】が効いてきた



平等に分け合った後、

袋が空っぽなのか残っているのか

その為に引き算をするのだけど 


なかなか上手くイメージがつかないのか

納得がいかないのか 

あとひと息のところで またしても  



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なんで!!


大人しく黙って引き算するってことは

どうしてもできない




大袋の中身がのぞけなかったとして


袋には7 個入りって書いてある


2人で分けたら それぞれのお皿に 3個


3個と3個で6個  


ママの分ある?ない?

 
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ある



出来てるじゃん!引いてるじゃん!!

7と6を比べたから 

ママの分残ってるなって思ったんだよね?




7個入りで 今2人のお皿には全部で6 個


ママの分があるかどうかは 

7-6をすれば分かる



経験したことのある状況と被せた事で


あれだけ引き算に納得いかなかったのに


ママの分が何個あるか調べる為に

全体の数から 2人の分を合わせた数を引く


だから

割り算だけど 掛けたり引いたりする



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納得


我が家のおやつ事情

あまり=ママの分   でイメージ出来たことと

3段のメモ  

これで長く引っかかっていた 割り算の筆算 が

1年越しに解消されました



この3段のメモは 

 2桁の割り算や少数の筆算 になった今でも


1段目を省略したり

後ろから書いた方が早かったり

色々と要領よく工夫しながらも 書き続けています





割られる数が2桁の割り算と



教科書通りの  

【⠀隠して いったん商を立てる⠀】

                                              が通用しなかった


割る数が2桁の割り算バージョンはこちらから読めます

https://note.com/koe06/n/n16d3c6457013?sub_rt=share_pb 







家事以外に労力使いすぎて 頼れる物はなんでも頼る


ベルーナグルメ

 


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