不登校なので 家での勉強は好きな算数がメインです
長男は心の回復に時間がかかり
教科書を開く気になるまで1年かかりました
3年の夏頃までだったので
ちょうど割り算を習い始め
あまりのある割り算を
少しやった所までは授業は受けました
初めの方なので 九九が分からなくてもできるくらいの
小さな数でした
6÷3=?
7÷3=?
式と答えだけのプリントは何とか解いていましたが
本棚の幅が30センチです
1冊の本の厚みが7センチです
何冊並べられて何センチ隙間ができますか
こうなると 少し悩んでいました
答えは出せているけど もう少し復習を重ねたいところ
1桁の割り算が宿題ででると
今までさっさと終わらせていた宿題に
キーキー怒るようになりました
国語の音読の宿題も 3年生になると文字数も増え
読み切るのは大変だという事で
こんな感じの宿題の出方でした
すごく曖昧
だけど2 週間後には10回読み終わってないとダメ
読むのが面倒でなるべく読みたくないので
1回でどこまで読むか 葛藤する
やりたくない だけど10回読み終わらすに
次の単元に進んでしまったら
(そうとは言われていない)
算数の宿題でキーキー
音読の途中でキーキー
漢字の書き取りでキーキー
段々 荒れていきました
周りに聞くと
公園に遊びに行って 読まない日があったり
やばい!となり休み時間に慌てて読んだり
要領よくこなしているようでしたが
長男の特性から考えると
なかなか苦痛なやり方だったかなと 今は思います
その辺りで不登校となり 勉強も中断
ずっと通っていた学研にも行けなくなりました
そして ストレスいっぱいな学校生活を過ごした事で
この時はまだ受診前でしたが
ワーキングメモリー凹 情報処理スピード凹 なのか
見通しがつかない、崩れることへの不安 なのか
持っている特性が強く出るようになりました
今まで努力でカバーしていただけなのかもしれない
でも 出来ていた
新しい事を教わる時も 話をちゃんと聞いて理解出来た
どうしても 今までは出来ていたのに と思ってしまう
しばらくして勉強を再開し始めても
分からない問題を考える事はかなりのパワーが必要で
親から教わるので反抗もしたくなる
ゲームも早くやりたい
せめて毎日1ページ 30分でも良いのに
たまにやる気になっても
2、3問解くと
割り算の筆算が 苦痛なので 超スローペース
もれなく癇癪付き
こちらもヘトヘトになってきました
ふと手付かずの4年生の教科書をめくっていると
この先は 図形 統計 大きな数 ……面積
面積は掛け算だけど 出てくる数字は簡単だった
割り算は飛ばすことにした
不器用で分度器の当て方に苦戦していたので
そこはサラッとで流し
三角定規の角度とそれの応用問題をやってみた
理解ができてしまえば 計算自体は足し算引き算
クリアできたので
少し勉強への抵抗が減ったようだった
大きな数も少数も難なくクリア
がい数は得意でスラスラ解ける
あれだけヘトヘトになった挙句
全然進まなかった教科書が どんどん進む
そう思っていたけど
教科書の順番通りにやらなくていいのは
ホームスクーリングの特権??
もっとポジティブに 柔軟に考えれば良かった
長男も自信をちょっぴり取り戻し 気を良くしたのか
溜まっていた学研のプリントもやり出した
割り算の筆算と
桁の多い掛け算が関わる問題は飛ばしながら
半年遅れにまで追い上げた
4年生の教科書がだいたい終わって
ひと安心したのか それからしばらく
という日が続いた
教訓
教科書通りの解き方にこだわらない
教科書の順番にこだわらない
イギリスのカリキュラムに基づいているので
日本の教科書の順番と全然違う
次男お気に入りのドリル