アメ車のヘッドライトは車検に通るの!? プロジェクター編
まいどっ!
今年2017年のGWも休まず営業中のアイトーンカーズです。
突然の思い付きですが、「アメ車の車検 」について少しずつ何回かに分けて書いていこうと思います。
細かい車検の合否は、その地域の車検場や検査員によって若干違いがあるので参考程度にご覧ください。
車検の一つでもある 本日は、「アメ車のヘッドライトは車検に通るの!? プロジェクター編」
うちのアイトーンカーズFacebookページをご覧いただいている方はご存知かと思いますが、
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前の車検では 問題なく合格したクルマでも 全て 「ヘッドライト」で落とされる事態に・・・
昨年は、前厄の祟りだぁ~ などと 思ったぐらい酷いありさま・・・
車検のヘッドライト検査は、今までハイビームのみで光軸検査だったのが 数年前(H27年くらい)新たに導入されたロービームによる検査が始まってから だいぶ厳しくなってきました。
検査をするロービームは、下向きやすれ違い前照灯とも言います。夜間走行時に前方の車輌や対向車が眩しく走行の妨げにならない様 ロービームに切替出切るようになっています。
ちなみに「ハイビーム」は「走行用前照灯」言い、法令では前方や対向車がいない場合は通常ハイビームにて走行し、前方や対向車がいる場合はロービームを使用する事となっています。
このロービーム/すれ違い前照灯は、左側通行の日本だと若干左側(歩道側)に向いています。
これは、日本だけでなく右通行のアメリカの場合は、右側に向いています。
↑は、右通行用(北米)のロービームイラスト (Hotrod hotline参照)
↓は、左通行用(日本)のロービームイラスト (スフィアライト参照)
このロービームのヘッドライトが、左側・右側に向いている事を「配光」といいます。
※「配光」と「光軸」は異なります。車検検査は光量測定と光軸測定も行います。
アメ車は、この配光で不適合となるケースが多いです。(日本ディーラー車の場合は対策済み)
そもそも右通行のアメリカなので、配光が日本と逆となりますね。
車検では、アメリカ車の場合まず検査員が目視でヘッドライトの配光を見ます。目視で確認できなければ機械を使用して配光の検査をします。
「じゃぁ 光を左に向ければいいじゃないか・・・」 と
ほとんどの方は そう言いますが、そうなると光軸が大きくズレてしまうので車検には受からない場合が多いです。 本国使用の「プロジェクターヘッドライト」は絶対不適合となります。
そのプロジェクターヘッドライトが付いたクルマにHIDを取り付けた作業があったので、写真を撮ってみました。
ロービームとハイビームが独立しているプロジェクターヘッドライト社外品です。
配光は、ロービーム側で確認をします。 バルブが入る穴を覗いてみます。
中を覗くと奥の方に仕切りの様な物がありますね。
↓拡大して 赤く印を付けてみました。
あの赤色の線の所で、プロジェクターの配光を変えています。
プロジェクターのレンズは、上下左右反転するのでこの写真のプロジェクターレンズは右通行用となります。
これでは車検不適合となります。
左通行用/日本用のプロジェクターヘッドライトに変えるのが得策ですが、車種によっては本国用の社外ヘッドライトしか無い場合もあります。
その場合は、ヘッドライトを分解してプロジェクターを左通行用に改造変更するしかありませんよね。
でも、今に始まった事では無くて輸入した時に改善しても良いと思うんですけどね・・・
今日はプロジェクターの場合の話でしたが、その他のヘッドライトタイプもまたお話ししたいと思います。
僕はこの車検の話しをする事によって、アメ車に乗らない人もいるかもしれませんが それはそれで良いんですよ。 ただ、見た目だけでクルマを買っていざ車検だって時に いろいろと問題があって車検が通らないから アメ車降ります~って 売った車屋も悪いけど、オーナーさんも少しは勉強しましょうよ。
カスタムも自分なりに仕上げる事は楽しいのですが、やる前に車検の事を理解した上でカスタムする事をお勧めいたします。 好きなアメ車に永く乗って欲しいだけ。
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