ライセンス元にマスターを提出し、
最終チェックの結果が出るまでの間、
開発スタッフは何をしていると思いますか?

実は、ただぼーっと沙汰を待っているのではなく、
ずっとテストプレイを続けていたりするのです。

もちろん、マスターを出した段階で
一応は「完成形」のつもりではいるのですが、
ゲームの作りこみというのは基本的に際限がないもので、
相当に完成度の高いゲームであっても、テストを続ければ続けただけ
細かいミスや直したい粗というのはポツポツと出てきます。
そしてマスター提出後も、エンバグの危険性が少なく、
かつ簡単に直せるものに限っては、
チクチクといじり続けていることが少なくありません。

「マスター出しちゃったんなら、直しても無駄じゃないの?」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうとも限りません。
なぜなら、ライセンス元の最終チェックに合格できず、
マスターを出し直す展開になる可能性もまだ残っているからです。

最終チェックに引っかかること自体は喜ばしいことではないのですが、
仮にそうなってしまった場合には、どうせならできるだけ
クオリティを上げて出し直したいというもの。

そういう思惑から、マスター提出後もデバッグは続きます。

もちろん、マスターが一発で通ってしまった場合には
こうした修正は無駄になります。
でもまぁ、それはそれと割り切るわけです。
(そのため、実際に発売されている製品以上にブラシュアップされた
 バージョンが、開発会社の手元だけに残ってしまうということもあります)


ちなみに、ごくたまにではありますが、この期間中のテストプレイで
ヤバいレベルのバグが発見されることもあります。
その場合は、たとえライセンス元から合格をもらえたとしても
特別にお願いしてもう一度マスターを出し直させてもらうことがあります。

要するに、何にせよテスト期間は長くとるに越したことはない、ということです。