去年の暮れの話ですが、個人持ちのPS3が故障しました。


何の前触れもなく突然「バツン!」と電源が切れたかと思うと、

以後はいくら電源を入れても、必ず3秒で電源が切れるという

ダメな子になってしまったのです。


メーカー保証は切れてましたが、幸い、販売店保証はまだ期間内でした。

5kg以上あるゲーム機(初期型重いよね…)を持っていくのは

一苦労でしたが、とりあえず無料で修理にも出すことができ、

めでたしめでたし……



とはなりませんでした。



帰ってきたPS3君は、全く別人になっていたのです。



故障した箇所は電源でもHDDでもなく基盤だったようです。

そのため、マザーボードを丸ごと取り替える修理が行われました。


その結果マシン自体は直りましたが、PS3の個体情報が変わってしまい、

HDDに保存されたユーザー情報とのリンクが切れてしまいました。


今まで築きあげてきた数多のセーブデータも、

保存した写真も、torneで録画したまま見ないでいた映画も、


……まるで表示されません。


HDD内には保存されているはずなのに、

それが見られないというこの悔しさ・°・(ノД`)・°・


前と同じ名前でユーザー作ってみたり、

HDDを引っこ抜いてPCにつないでみたりしましたが、

すべて徒労に終わり、最後は泣く泣くフォーマット……。


(ちなみにネットワーク上のアカウントは関係ないので、

 購入履歴やウォレット、トロフィーは無事でした。)



前世代のゲーム機までは、本体とデータ保存場所が完全に

乖離していたため、今回のような被害に陥ることはありませんでした。


しかしこれからは


「ゲーム機の故障=データの損失」


という危機意識を持っていないといけないようです。


今後さらに世代が進めば、セーブデータの保存場所なども

クラウド化していく時代が来るかもしれません。


しかしそれまでは、皆さん、ぜひこまめなバックアップを!



現世代ゲーム機ならではの落とし穴、でした。