続き…
ドレーンが抜けて久しぶりのシャワーは気持ち良かった。シャワーの前に脱衣所で看護師さんがお腹のフィルムを優しく剥がしてくれた。そんな時間も含めての持ち時間30分はあっという間だった。
乾いた血液🩸がこびりついていたのでたっぷりの泡でおそるおそる洗った。傷は下腹部に一文字の15センチ強とコマネチラインより内側(恥骨)の左右にそれぞれ縦2〜3センチ。触るとサワサワするがすっかりくっ付いていた。
部屋に戻り身の回りを整理してると2人の
担当医が来た。朝ドレーンを引っこ抜いてくれた先生「ayaya さんもう聞きましたか?」
「えっ?なんですか?…」
(いよいよ退院の話かな?)ドキドキ💦
「センチネルリンパ節生検の結果ですけど
顕微鏡レベルでがん細胞はありませんでした。」
「(そっちか〜)あっ、本当ですか?よかったです😭😭ありがとうございます」
すぐに家族や友人、同僚にメールした。
みんな安心した!と自分の事のように喜んでくれた。
そう言えばお向かいの方が退院してお掃除が済んだらすぐにおばあさんが入院してきた。
病床はフル回転です💦私はカーテンを閉めているけど看護師さんとの会話が聞こえてくる。
定期的に入院治療している常連さんらしい。
「今朝、便は出ました?」
「今日はここに来る前にもうして来たよ。でもまた出そうだ。これは明日の分かね?」
看護師さん「あはは」と笑ってスルー🤣
そして(たぶんメモを渡して)携帯の電話帳にこの番号を登録して〜とお願いしたり💦
看護師さん対応してました。
この後もずっと噛み合ってるんだか噛み合ってないんだか?の2人のやり取りが面白くてカーテンのこちら側で声を押し殺してお腹抱えて笑ってしまった。
メラノーマと診断されてから入院迄の日々は寝ても覚めてもその事で頭が一杯で何をしてもうわの空な感じだった。家に居ても職場でも平静を装うのが精一杯で苦しかったな。心から笑えた事はなかったような気がする。
手術も無事に終わりセンチネルリンパ節生検もいい結果だったから少し気持ちが軽くなったのかな?おばあさんのおかげで久しぶりに自然と笑顔になった。笑うって大事😊
退院が待ち遠しい。