「売上を伸ばし続ける店長」がしているPDCAのまわし方:その1 | 「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「相手の立場」に立つのは当たり前。繁盛店は「本気で相手の立場」に立っています。では「本気で相手の立場に立つ」にはどうすれば良いのか?ブログではそこんところをもっと詳しく、ほぼ毎日書いております。どうぞ、宜しくお願い致します。




プロローグ1:「売上を上げるために『やる気』と『行動』だけを求められる店長」

「店長の仕事は、お客様にまた来ていただけるような店を作ることだ。そうすれば売上げは後から付いてくるし利益も上がるってもんだ。だから、また来ていただけるような魅力的な店を作りなさい。」
「はい!かしこまりました。がんばります!」

ここは、ある地方都市の駅ビルの地下にあるレストラン。この日、店舗を訪問した社長から、「お客様にまた来ていただける店を作れ」と言われて、元気に返事をしたのが、今日からこの店の店長に任命された若手社員のN君。

N君は、元々高校を卒業してから美容師をしていました。しかし、思うところがあって、まったく異業種である飲食業界に飛び込もうと、大手レストランチェーンの面接を受け、採用されたのが1年前。そして、その後1年間、がむしゃらに働き、そのがんばりが認められて、この程めでたく店長に昇格をしたのでした。その新任店長をねぎらおうと社長が訪れ、この元気な若手店長に「店長として目指す店のあり方」を伝えたのでした。

さて、社長からありがたい言葉をもらったN店長は、さっそく、社長から言われた「お客様がまた来てくれるお店」を目指そうと考えました。しかし、一介の新人店長に、すぐにそれが実現出来るような経験やノウハウがあるわけではありません。そうこうしているうちに、売上は徐々に下がっていきました。

N店長は、焦りました。
もちろん、上司も本社も手をこまねいて見ているわけではありませんでした。
メニューをリニューアルし、店頭のディスプレイを変えました。クーポン券も作りました。
それでも売上は回復しません。

今度は、新メニューを追加しました。
これで一時的には売上げが上がりました。
しかし、3ヶ月後、再び売上は下がり始めたのです。

世の中にはこんな店、こんな状態になっている店長って少なくないですよね。

・・・店長に昇格し、張り切って朝から晩まで働いても、売上げは上がって来ない。
上司や本社は、「売上を上げろ」と言って色んな施策を指示してくる。
もちろん店長はがんばる。

・・・でも、お客様は増えない。
上司や本社は「お客様の満足度が低いんじゃあないか」と言う。

・・・でも、どうやったら満足度が上がるのかはわからない。
そこで、店長は、「この店はこんな風にしていきたいんだ。」とスタッフに訴える。

・・・でも、スタッフは、その言葉には響かず、黙々と仕事をするだけ。
そうこうしているうちに、スタッフが辞めていき、シフトが埋まらなくなる。

・・・あわてて、スタッフを募集したけれど、全然応募者が来ない。
店長は残業が続き疲れてくる。

・・・店長はこう思う。
「はあ~。俺、なんでこの仕事やっているんだろう?」

・・・自分の仕事に疑問を持ち始めた店長は、毎日を惰性で仕事をするようになってしまう。
そして、やがて、転職を考えるようになる。

こんな状態の店長が、とてもたくさんいるのです。
さて、どうしたら良いのでしょうか?

明日に続く。

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