「相手軸な人」⑯ほめた事は忘れてもほめられた事は覚えている | 「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「相手の立場」に立つのは当たり前。繁盛店は「本気で相手の立場」に立っています。では「本気で相手の立場に立つ」にはどうすれば良いのか?ブログではそこんところをもっと詳しく、ほぼ毎日書いております。どうぞ、宜しくお願い致します。




「始めてほめられました!むっちゃ嬉しかったです。がんばります!」

今日のブログは、ある友人のfacebookウォールを読んで、うん、そうだよなあ~と感じたので、それをテーマに書かせて頂きます。(Tさん、ありがとう。)

あるチェーン店での一コマです。
ほめられたのは、新人の男子学生アルバイト君。ほめたのは、その店の女性ベテランリーダー。
彼女は、まじめで一生懸命だけど、おとなしくてマイペースな彼に、いつも早く仕事をさせようと、励まし、叱咤し、そしてぐいぐいと引っ張っていました。そんな彼が、彼女の元に来て、言った言葉が、冒頭の言葉です。

彼女はとても明るくて、いつも周りを励まし、応援し、叱咤もするけれど激励もする誰からも慕われる明るいリーダーです。
そんな彼女は、決してほめるのが下手なわけではありません。むしろ、たくさんほめているのですが、きっと彼には、その時までは、ほめ言葉がが伝わっていなかったのでしょう。
しかし、彼は、その時とっても嬉しそうな顔をして、ほめられたのが嬉しい!だからもっとがんばります!とわざわざ彼女の所まで来て、こう言ったのです。

一方、言われた方の彼女は、え?いつ、ほめたっけ?そう言えば、この間、商品の包み方が綺麗ねと、ほめたっけ?~と言う感じで、どの話か良く覚えていませんでした。

ほめるって、よほど計算していない限り、あんまり覚えているものではありません。
私も、たくさんほめる方なのですが、一つ一つはよほどで無い限りしっかりとは覚えていないのです。

でも、ほめられた方って、かなり克明に覚えているのですね。
しかも、それが自分を変える、もしくは自分を動かす大きなキッカケになったものでしたら、それは一生覚えているんだと思います。

私のケースですと、大昔、店長をしていたときの上司の言葉が思い出されます。
「松下さんは、仕事が早いですね!ビックリしました。すばらしいです!」
と言われたことを未だに覚えているのです。

もう25年くらい前でしょうか?(笑)私が店長をしていたときに店舗を訪れたその上司は、厨房の非常灯の盤面が色あせているのを見て、指摘をして下さいました。私は彼が帰った後、すぐに業者に発注し、翌週彼が訪問したときには新品と交換し綺麗になっていたのでした。それを見た彼が、「松下さんは仕事が早い」とほめて下さったのです。

こんな事ごくごく普通のことです。全然特別なことではありません。
さっさと交換したこともそうですし、それをほめると言う事もそんなに特別なことでは無いんです。

でも、私はよく覚えています。たぶん一生覚えていることでしょう。
なぜならば、私はその日以来「仕事が早い松下」と自分でラベリングをしたからです。

自分で自分に良いイメージでラベリングすると、本当にそうであるべき自分を保とうとします。
少なくとも私はそうしています。それをして下さったのが、その時のほめ言葉だったのです。

ほめた方は忘れていても、ほめられた方はかなりしっかりと覚えている。
それが、人生を変える凄いキッカケになったりもする。
そう思うと、もっともっとたくさんほめなきゃあなあ~と思うのです。

だって、相手の記憶に残るって、ムチャクチャ嬉しいですものね。



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