焦らずゆっくり確実に鍛えて、始めて成長する | 「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

「相手の立場」に立つのは当たり前。繁盛店は「本気で相手の立場」に立っています。では「本気で相手の立場に立つ」にはどうすれば良いのか?ブログではそこんところをもっと詳しく、ほぼ毎日書いております。どうぞ、宜しくお願い致します。


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今日は、トレーニングデイ。

吉祥寺のいつものジムで汗を流しました。

担当トレーナーは、3回連続で、ちょっとサディスティックなK君。

息子のような年齢なのに、遠慮無くビシビシ鍛えてくれるので非常に気に入っています。

彼は、ポイント押さえ上手、指摘上手、手本上手、励まし上手、フォロー上手、そして褒め上手なのです。


「松下さん、ここの筋肉の動きを意識して下さい。ここです!」

「背中が丸まってきています。顎を引きましょう。」

「こんな感じです。チョット僕のを見て下さい。」

「あと3回、あと2回、ラスト、頑張りりましょう!~良いっすね~頑張りました!」

「これは、今出来ていなくても大丈夫です。こうやって行けば出来るようになります。」

「むちゃくちゃ巧くなりましたね~素晴らしいです!」


そんなK君が、今日言ったのは「今日のテーマは『ゆっくり』です。」

反動を付けずに、出来るだけゆっくりと、じわーーーーっとやりましょう。

現在の私のレベルで使っているダンベルは、8kg。

これを両手に1個ずつ持って、上げ下げし、筋肉を伸び縮みさせます。

これを素早くやると、反動を使ってしまい、鍛えたい場所ではない筋肉を使ってしまいます。

そうすると、効果は半減。

ゆっくり、ゆっくり引き挙げて、ゆっくりゆっくり降ろす・・・


そして、最後まで行かずに耐えて耐えて、力を抜かずにまた挙げ始める。


私のなまった身体は一気に悲鳴を上げて、汗が噴き出てきます。

以前は、このトレーニングでは汗をかかなかったのです。

なあんだ、8kgって楽勝やね~ふふふん!と言う感じでした。

それは、正しいフォームではなく、急いで、かつ反動で伸縮させていたのでした。

だから楽勝だったのです。

今は違います。

8kgが重い!

正しいフォームで、ゆっくりとやると、筋肉に掛かる付加が最高値になるのです。


鍛えたい筋肉の場所を意識し、じっくりと伸縮させる。

鍛えたいのならば一番しんどい方法を採る。


なんだか、人材育成と同じような気がします。

誰の何を伸ばすのかを具体的に意識する事。

正しいフォームを身につけ、それを丁寧にこなす事。

それが成長への近道でもあるのです。


私の仕事は、人材育成です。

一生懸命、コーチングし、ティーチングし、トレーニングしています。

しかし、人は、想定通りには簡単に育ってはくれません。

焦ってはいけませんね。

私も、トレーナーのK君のように、


ポイント押さえ上手、指摘上手、手本上手、励まし上手、フォロー上手、


そして褒め上手を磨き上げ、トレイニー(トレーニング対象者・新人など)の成長を、


じっくりと丁寧にサポートして行きたいと思います。



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