仕事が出来る人の話し方2 | 「繁盛店は本気で相手の立場に立っている」相手軸コンサルタント:松下雅憲のブログ

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「相手の立場」に立つのは当たり前。繁盛店は「本気で相手の立場」に立っています。では「本気で相手の立場に立つ」にはどうすれば良いのか?ブログではそこんところをもっと詳しく、ほぼ毎日書いております。どうぞ、宜しくお願い致します。



今回のお話しは「仕事が出来る人の話し方」の続きです。

会社には、月1回の営業会議があったりします。


この1ヶ月の営業活動と結果・成績、そして次月の営業計画について報告をします。

どんな業界でも、まあ同じような内容だと思います。

出来るビジネスマンかどうかは、この会議でどのように報告をしているかですぐに解ります。

もちろん、営業成績で評価されていますから、結果で分かるのですが、今はまだ成果が出ていなくても、この人は、この先必ず成果を出すな!と言う人は、この会議での報告の仕方ですぐに解るのです。

営業成績を伸ばすことの出来るビジネスマンは、「現在」「過去」「未来」の3ステップで報告をします。

逆に、伸ばせないビジネスマンは、「現在」「過去」の2ステップで話します。

伸ばせないビジネスマンも一見「未来風」の計画を話します。

しかしそれは、言い訳の延長でしかない「未来風」「未来もどき」なのです。

行動は出来ません。

と言うか行動成しません。

ですので、「現在の結果」と「過去の言い訳」しかできないのです。


営業成績を伸ばすビジネスマンは、毎月、「現在」「過去」「未来」で話します。

「現在」→ 目標は、こう(数値化)なっていました。

       現状は、このようになっています(これも数字で示す)


       達成率は90%です。

「過去」→ 先月お話しした「行動計画」は、こういう内容で、この1ヶ月こういう風にやって参りました。
       未達の障害となっているのは、こういう点です。


       達成の為には、あと、これが必要です。

「未来」→ ですので、私は今月、この不足部分をクリアーする為に、更にこれを加えた行動を行います。


       来月までには「このような結果(数値化)」になるのが目標です。

毎月毎月、この流れを話します。

先月と今月をつなげて話しますし、今月と来月もつなげて話します。

そんな理想的なことはなかなか出来ないぞ!


という方もおられるかも知れませんが、私の元部下の、当時、昇格3ヶ月の新人のスーパーバイザーは、その後たった3ヶ月で、この流れのペースをつかみました。


同時に、成果がはっきりと見えるようになり、所属エリアで最も信頼度の高いスーパーバイザーとして一目置かれるようになりました。

この3ステップ仕事法のキーポイントは、「ゴール、つまり成功は何を持って成功とするのかを、最初に明確にする」ことです。

目標に取り組むときに、これが具体的ではない人が、うまく行くケースはあまりありません。


成功時点の定義が明確だから、不足している量がはっきりとします。


その障害・原因が見えやすくなります。

だから、対策も取りやすくなります。

「格好良いビジネスマン!」を目指している方は、「現在」「過去」「未来」の3ステップ仕事術を試してみては如何でしょうか!