
映画「クリード2 炎の宿敵」を見る。
以下ネタバレ注意。
いやはや凄なこれは!
30年以上の月日を得ての「ロッキー4」の続編!
ほぼオリジナルメンバーでの再会は嬉し過ぎる!
最初に出てきたドラゴことドルフ・ラングレン、ちょっとスタローン寄りの顔になってるような…。
そしてロッキーの店に現れるドラゴ!
ロッキーもうちょっとドラゴに優しくしてやれよ…とも思ったがドラゴの殺気がそうもさせてくれなかったのか?
なかなか息子に合いに行かないロッキー、実生活ではロッキー5でロッキー・ジュニアを演じたセイジ・スタローンが心臓発作で亡くなってるのでそういうのを考えると…泣かずにはいられない。
そして現れるブリジット・ニールセン!!
一応、ドラゴの元奥さん役ってことになってるけど実生活ではスタローンと結婚してる間にトニー・スコットと浮気!(後にシュワちゃんとも浮気したり)してたにも関わらず散々慰謝料とか貰ってる役柄を超えたヒール。
スタローンよくぞオファーしてくれた!!
この天然ヒールっぷりは素晴らしい!!
ロッキーといえばエイドリアンとの愛が素晴らしいとかどうのこうの言われてるけどオイラ的には男が闘い続ける理由がテーマと勝手に解釈している。
故に駄作と言われてるけどそこが一番見事に垣間見られる「3」、「4」が一番好き。
そんな答えを見事に問うてテーマとしてるこの「クリード2」はホント最高の贈り物だった。
これはロッキー側の立場だけでなくドラゴ親子のテーマでもあるからまた熱い!
もうちょっと闘わせておけばカウント10さえ聞かなければおそろく判定勝ちになってたかも知れないのにお母ちゃんに席立たれて完全に心が折れボコボコにされてる姿を見て「もう結構だ!」とタオルを投げ息子を救ったお父ちゃんドラゴ。
初めての完敗の後に一緒になってロードワークするお父ちゃんドラゴにホント、涙が乾く暇もなかった。
敵地ロシアでまたも奇跡を起こしたロッキーが試合後にリングに上がらなかったのも素晴らしい。
そして「ロッキー4」の時はソ連とかホントに実在するのか?ってくらい遠くて未開の地だった気がしてたロシアという国も相当親しみ持てるように感じるのはその間の時代と国が相当進んだんだな~と実感。
なんか色々深くて感動が止まらない作品だった。
クリードの娘、耳が聞こえるようになって欲しいな…。
ん?もしやこの娘がいずれ「クリード」の名前を背負ってボクシングやったりするのかな…?
俺的満足度100点満点中90点
作品情報「クリード2 炎の宿敵」
2018年 アメリカ 130分
監督 スティーブン・ケイプル・Jr.
出演 マイケル・B・ジョーダン シルベスター・スタローン ドルフ・ラングレン テッサ・トンプソン ブリジット・ニールセン フィリシア・ラシャド フロリアン・ビッグ・ナスティ・ムンテアヌ アンドレ・ウォード ウッド・ハリス