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映画「22年目の告白 私が殺人犯です」を見てきた。

以下ネタバレ注意。



「全ての国民がこの男に狂わされる」
なるほど「先入観」を持ちやすい人ほどこの言葉に踊らされる。

情報操作こそこの映画の大きな幹であり日本のほとんどが思ってしまってる「藤原竜也はクソヤロー役しかできない」みたいな意見はその時点で手のひらに乗せられている。
まあそういう役がもっとも輝いて見えることには変わりはないが…。
耳打ちして乱闘になるシーンは公開前のCMと実際のシーンでは違うし仲村トオルの首を絞めるシーンもCMではイカれた殺人犯の凶行に見えてしまってたはず。
作りが憎たらしいくらいにうまい。

やっぱり人が殺されていくシーンとかは映画であっても見たくはないし、何であんなに大掛かりな連続殺人事件に全く証拠もなく時効を迎えるのかもよく分からないけど全てを投げ打ってこの時効という最悪のチャンスを迎えた二人の決意と悲壮感はなかなか面白いし、戸籍すらない「実は全部ウソでした!」な男が海外にトンヅラな終わり方も「あるあるやな~!」となんだか微笑ましくも思えてしまう。




俺的満足度100点満点中77点


作品情報「22年目の告白 私が殺人犯です」
2017年 日本 117分
監督
出演  伊藤英明  藤原竜也  夏帆  仲村トオル  野村周平  岩城滉一  石橋杏奈  早乙女太一  竜星涼  平田満