第10試合 30分1本勝負
諏訪魔、岡林裕二 対 藤田和之、関本大介
諏訪魔、岡林裕二 対 藤田和之、関本大介

本来、火野裕士、藤田和之組 対 諏訪魔、真霜拳號組だったのに火野がKAIENTAI-DOJO退団によりこじれて大日本勢が代わりに出場することに。

んなことはどうでもよく藤田は大晦日に諏訪魔とのシングル担ぎ出しに必死。
見よ!この必死の表情!!

諏訪魔もそれに呼応する形で応戦。
宣伝マンの暴走っぷりに天龍引退のために集まったプロレスファンはどん引き…。

まるで大きい子供が取っ組み合いのケンカをして優等生が止めにかかるような一幕。
ってか優等生の身体が凄すぎるけど…。

関本と岡林が中に入ると一変してプロレスの雰囲気に。
ここの皆が求めてるもの。それが普通で極上のプロレス。

諏訪魔が関本にスリーパー!

反対側では藤田が岡林にスリーパー!

かと思えば藤田、諏訪魔がダブルのコブラツイスト!!
お前ら、実は仲いいだろ…。

諏訪魔の豪快なラリアットが関本にヒット!!
普通にやれば凄いプロレスできるのに…。

藤田は場外で机を諏訪魔に投げられ指から出血。
場内に戻れば岡林の水平チョップで悶絶…。

力道山時代から日本のプロレスの一番な分かりやすい技。
いくら総合よりの練習して相手をボコボコに出来てもこれ受け切ることできないと…。

国技館は岡林と関本の攻防に沸きまくる!!

関本がジャーマンの体勢に!!

ぶっこ抜いたがカウントは2!!

大日本では至って普通の攻防だが変にゴチャゴチャしてる試合では極上の肉弾戦に見える!!

ラリアットの分かりやすいぶつかり合いで国技館熱狂!!

諏訪魔が何とか藤田にバックドロップを決めるも…

試合はやっぱり大日本勢に持っていかれて…

諏訪魔、○岡林裕二(18分52秒 ゴーレムスプラッシュで片エビ固め)藤田和之、関本大介×

そんなことはどうでもよく試合後も場外でにらみ合う藤田と諏訪魔。
逆に場内は大「ダイニッポン!」コール!!

リングに戻りマイクを持つ藤田だが場内大ブーイング!!
藤田「あ~、気持ちいいな~!」
場内「ブー!!」
藤田「諏訪魔!俺は大晦日楽しみにしてんだよ!!」
場内「ブー!!」
徐々にブーイングも少なくなり宣伝試合をちゃんとプロレスとして成立させた大日本勢への賞賛の声がまた大きくなり「ダイニッポン」の大合唱!!

なんか大見得を切ってはいるが藤田が泣いてるようにも見えるのは気のせいか?
かつて棚橋とかが浴びたブーイングとは全く異質の罵声。
藤田ってどうしてこんなレスラーになっちゃったんだろう…。
なんか可哀想にすら思えてきた…。

諏訪魔は諏訪魔でそんな藤田と絡んでしまった罪悪感なんだか「俺は天龍さんみたいなプロレスがしたいんですよ!」とこの国技館に媚びを売るような発言でまた会場ゲンナリ…。
全日本が大変な時になんかとてつもなく大事なものをこの一戦で失ったような…。
真霜と火野の試合を両国のセミで見たかったがここは大日本じゃなくちゃダメだったんだな…。
次回、天龍源一郎ファイナル!!「男の勲章!!」の巻っ!!
(8)に続く。