以下ネタバレ注意。
へえ~、深キョンがドロンジョね…。
ってちょっと冷めた感じで受け止めてたこの映画。
オープニングのセカセカ感がなんかイライラする。
が、この最初のセカセカ感が逆に本編のゆったりまったり感をとてもうまく引き出してる。
キャスティング的にも見る前は×なんじゃないの?と思ってたが見てみるとみんななかなかはまってる。
深キョン、恐るべし…。
見てるこっちもメロメロになった。
カメオでドロンボー一味の3人が出演してたがトンズラーはジャイアンの声だったんだ…。
そういえばドロンジョものび太なんだよな。
ドロンジョとボヤッキーの恋物語(なぜあれだけ強い男二人が大して強くもない女一人にあんなに媚売ってるのかはよく分からないが)、悪女と主人公の適わぬ恋、「ハッチ公前」や「消えてはならないパチンコ屋の看板の1文字」はまり所がたくさんあって時間が経つ事にグイグイ引きこまれるこの映画。
いや~、面白かった!
大人になって気が付いたけどこういうお話を作れる人ってちょっと頭がおかしいとしか思えない。
日本に必要な素晴らしき変態なんだな。
俺的満足度100点満点中87点。
作品情報「ヤッターマン」
2009年 日本 111分
監督 三池崇史
出演 櫻井翔 福田沙紀 深田恭子 ケンドー・コバヤシ 阿部サダヲ 生瀬勝久 岡本杏理