以下ネタバレ注意。
原作も知らずにただ雰囲気だけで見に行ったこの映画。
俺的にはグチャグチャ度も踏まえてかなりオモロ~!な出来。
っていうか最初に両親が殺される時点で「なんで両親2人が無抵抗のまま一瞬で惨殺されんねん!」ってところから突っ込まないといけないんだろうか?
妹はそのまま精神病院に行った方が自分もアホみたいな思いもせずに済んだのにいらんことしたがために守るべき妹でさえもおかしな人生を送るはめになっちゃってる。
その絶望感に度重なる「お前は俺に似ている」人の来襲でさらに主人公が負の方向に向かってるのがいとおかし。
この映画における魔裟斗の存在も大きいな~。
数えるほどのセリフしかないのに「お前が一番、吹き替えしてもらわないといけないんじゃん?」みたいなノーソウルなセリフと同じ格闘技をやってるのに「どんだけ空手が似合わないんだ?」ってくらいの空手着を着てるときの違和感がもうたまりません。
セコンド一人いないで試合に臨むシュチエーションや大きな会場なんだけどその張り合わせたような妙な遠近感も悪いという俺の中の評価を超越してオモロく感じてしまった。
そこまで面白かったのを踏まえてちょっと最後の終わり方が中途半端すぎてガッカリなんだけど…。
俺的満足度100点満点中70点
作品情報「軍鶏」(日本語吹き替え版)
2008年 香港=日本 105分
監督 ソイ・チェン 原作・脚本 橋本以蔵
出演 ショーン・ユー 魔裟斗 ディラン・クォ ブルース・リャン 石橋凌 フランシス・ン