○諏訪魔(29分49秒 ラストライド)棚橋弘至×
俺を含めて決勝がこの試合になると思った人は多いようで…でも実際にこの試合がチャンカンの決勝ってのを目の当たりにするととても凄いことなんだな~っていう気がする。
それを踏まえてかどうか会場の盛り上がりは半端じゃない。
場内、セミ終了時から大諏訪魔コール!んでちょっと棚橋コール。
俺的には棚橋が優勝したほうが面白いんだけどな~。
やはり試合は棚橋が引っ張る。
客を煽り(勝手に客が騒いでる部分も多々あるけど)多彩なドラゴンスクリューを持って諏訪魔を翻弄して諏訪魔得意のアンクルホールドが必殺技ではなくなってしまう。
諏訪魔もトペなど普段は見せない技を繰り出すがペース的には棚橋が掴み、合間合間で諏訪魔の豪快な技を見せるような展開。
両者の体格を考えるとこうやって試合を成立させてるのはやっぱり棚橋の受けの凄さが際立ってるからこそなんだろうな…。
試合の流れは棚橋だったけどスリングブレイド、テキサス・クローバーホールド、ハイフライフローと尽く決め技を出して決め切れなかったのも事実。
最後はラリアットからメチャクチャいい感じで諏訪魔史上最高ののラストライド(まさにラストライド!って感じだった)が決まり棚橋をフォール!
諏訪魔がチャンピオンカーニバル初優勝!
敗れた棚橋はセコンドの平澤?に担がれてリングを後にした。
こういう姿の棚橋も珍しい。
でもプロレスラー棚橋弘至のモノ凄さを存分に見せ付けてくれたこのチャンカン。
できればこの優勝戦勝って欲しかったけど、敗れてもその価値は全く下がることはないと思う。
そして勝者、諏訪魔は馳浩PWF会長から大トロフィーを受け取り三冠挑戦を堂々アピール。
現王者・佐々木健介とはデビュー直後ボコボコにされ、昨年14秒で丸め込み今年のチャンカンでは30分ドロー、掛け持ち参戦を批判するなどの因縁がありとってもタイムリーで線で繋がるストーリーができあがっている。
デビュー4年足らずでの大仕事の後の大仕事。
果たすことができるか?