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皆様の一日が、
無くし物のない、
探し物のすぐ見つかる、
スム～ズセイリングな、
一日であります様に。
ワーキングホリデービザで
片言の英語で到着してから1か月半後
教会の炊き出しのボランティアに
参加することにした
冬は寒く
ホームレスが外で寝ていると
凍死してしまうので
就寝用のマットレスと
コース料理が用意されている
前菜
スープ
サラダ
メイン
デザート
そして、夜食のマフィンやケーキ
ジュースやコーヒー、紅茶など
飲み物も充実
たまに、ボランティアなのか
食べに来てる人なのか
曖昧な境界線にいる人もいた
手伝うより
食べることに集中している
ボランティアがいるのだ。
AiTaroはホームレスの人達に人気で。。。？
いいように使われていた
ジュース持ってきて～
チョコマフィンある～？
みたいな。。。
ある日
いつも電話帳を開いて
語るおじさんに捕まった
電話帳を開いて
延々と語っている
語りが止まらず
延々と捕まっていた
すると
本物のボランティアの一人が
君の忍耐力には感服したよ
凄く気が長い
よく耐えられるね
あの人はいつもああなんだよ
何度も何度も
支離滅裂な同じ話を繰り返して
皆軽くあしらって去るのが常だよ
君は本当に凄い
えっ？
そうだったの？
必至で聞き取ろうとしてたけど分からず
ふんふん
って
分かったふりして、相槌打ってただけ
同じことを繰り返し話していることにさえ
気付いてなかった。(笑)
そんなこんなでボランティアを続けていたが。。。
ある日。。。
盗難にあう
財布ごと持って行かれた
ボランティアの控室に
皆んな荷物を置いていた
一応ロッカーもあったが
鍵を付ける輪自体のネジを抜けば
簡単に開けられる
そして、その方法で
まんまとボランティアで荷物を置いていた人
全てが被害に遭った
パニックになった
クレジットカードも
銀行のカードも
手帳の中の電卓もとられていたが
不幸中の幸い
手帳は取られていなかった
カード番号や非常時の連絡先を
手帳にメモっていたので
速攻カード会社や銀行に電話をした
私がパニックしてると
本物か怪しいボランティアの男性が
オレは盗んだ犯人を知っている
と言う
じゃぁ、誰だよ早く言え
って思ったけど
結局教えてくれなかったから
本当だったのかどうか迷宮入り
平和ボケ日本人旅行客の
洗礼を早々に受けてしまった
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