1歳過ぎから始まった集団療育も終わり、マンツーマンの運動療育や大きな病院での定期診察を続け2歳を過ぎた頃、息子は療育センターの担当小児科医の先生のすすめで、心理検査というものを受けました。ようやく伝い歩きができるようになった頃だったと思います。
検査といっても堅苦しいものではなく、担当の方と息子がおもちゃで遊んだり、絵を書いたり、といった内容でした。検査結果の用紙を見返すと、「遠城寺式発達検査」と「新版K式発達検査2001」と書いてありました。
二つの検査結果の数値は微妙に違いますが、おおよそは同じです。
当時の息子は2歳2か月。対し、検査の結果では、発達年齢は1歳前後。
それまで大きな病院の方でも「1歳前後の遅れ」と言われてきていたので、特に驚きはしませんでした。
その結果をもとに改めて療育センターの小児科医の先生に診てもらい、そこで初めて「軽度知的障害」の診断がつきました。(軽度といっても、数値的にはだいぶ中度よりでしたが。)
後に気心の知れた友人に、「正直、自分の子供に障害があるって診断された時って、どんな気持ちだった?」と聞かれたことがあります。
私の場合、泣き叫ぶということはなく、逆に頭の中がスーっと冷たくなっていくような感覚でした。頭が真っ白、まではいかないんですが、先生の説明に返事はするものの、あまり頭に入ってこない感じ。分かってはいたけど、明文化されるとやっぱりショックだな、と。
そしてその日の帰り道、私は上記の友人と同じ質問を、一緒に診察を受けた夫にしていたのです。
「やっぱりなぁ、って感じだった。」
と夫は言いました。
私も同じことは思っていましたが、夫はよりそれを自然に受け入れているように見えました。
そして、
「知的障害の診断がついても、息子は今までと同じ息子のままだし、むしろ手帳とか手当とか最大限有効活用しようぜ!」
と。
夫は基本的にポジティブ思考、悪く言えば楽天家なのですが、この時は彼の明るさに引っ張てもらえて良かったと、今は思います。
こうして2歳で「軽度知的障害」の診断がついた息子。
このあと療育手帳やら特別児童扶養手当やら水道の減免についてやらで、手続きに奔走することになるのですが、そちらはまた別の記事にてご紹介いたします。