善きこと3個

・穏やかに過ごせた
・書類事の整理
・読書継続中

本を読了したので
本日は久々の感想文

「正欲」
著者: 朝井リョウ

 

 



映画化もされていて
11/10に公開予定↓

 

 

キャストが
稲垣吾郎さんや新垣結衣さん
監督が
岸善幸さん

うむ、映画前に原作

やはり先に読んだ方が
自分的にはしっくりくるかな

著者やキャストの細かいことは
他の方におまかせするとして…


内容はというと
これまた正義に絡む話

人間の三大欲とは?

食・睡眠・性

この作品では主に
性に絡めていかにそれが
「正しい欲」なのかを語っている

好き好きはもちろんあろうが
なんだろうなぁ

  • 人との繋がりとかさ
  • マイノリティーに関する問題とかさ
  • ダイバーシティとかさ


誰かが何かを声高に主張することで
傷つく人が居るって話でもある

光を当てて問題を提起することは
決して悪いことではない

手を差し伸べる側がやりがちな
善意の押しつけは時に
人を追い詰めたり傷つけたりする

なんてことを
かなり強烈な感じで書いているんだが

登場人物が章ごとに変わり
その目線からのお話がつらつらと展開

最後まで読み切ったが
スッキリする展開や終わり方ではない

どの登場人物を切り取っても
正義に対する矛盾ってあるよなぁ

ひとりの中にどうしようもない
その人にとっての
「正しさ」みたいな欲求

誰にでもあるが見ないふりする部分
誰かと繋がりたくとも
自分の正しさを説明することを
自ら拒否していく

解ってもらいたいが
解ってもらえない時の虚無と諦念

そういったことは誰しも
経験し持っているのではないか

朝井リョウの作品らしい作品w


好きな人は好き
嫌いな人は嫌い


あっちとこっちに分かれて
対立を深めるでもなく
融合するでもなく

ただ毅然とそこに横たわる
ライン(溝ともいう)ってのがある

それが見えているだけでも
救いとなるのではないか



なぁ~んて
チョイと小難しいことを
感想で述べてみた
本日のアラフィフでした

お盆休みから移動になる方
ムリせず身の安全第一で…

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