さて、今週末私が歌う「レクイエム」を作曲したヴェルディさんのお話。
先日マエストロ稽古の時にマエストロが少しお話ししてくれました。

「アイーダ」を作曲した後ヴェルディさんは
もう作曲をするのは止めようと思っていたらしいのです。
でも彼は「レクイエム」を作曲します。
その頃彼には奥さんとは別に彼女がいました。
彼女はソプラノ歌手で「アイーダ」も彼女の為に書かれたとか。
最初は複数の作曲家で亡くなったロッシーニさんの為に
作られる予定でしたが計画は頓挫。
結果出来上がった「レクイエム」には最後の方に
ソプラノと合唱のアカペラの曲があります。
そのアリアも彼女であるソプラノ歌手の為だと言われているそうです。

ヴェルディさんはその彼女が好きで好きで
奥さんがいる自分の家に連れ込んだりしちゃってました。
こういう男性って許せないですよね~。
でもヴェルディさん自身もそんな自分が嫌だったそうです。
だったらやめろ!って感じですがそれも出来ない。
なので自分は地獄に堕ちると思っていたそうです。
そんな中作っていた「レクイエム」。
最後の方では「神よ、救って下さい!!」という歌詞が続きます。
地獄には行きたくなかったんでしょうね。
しかもその歌詞のところはソプラノのソリストも一緒に歌うんです。
つまり「地獄に堕ちなくなーい!」という事を
地獄に堕ちるであろう原因の1つである彼女に歌わせてる訳です。

こういう話を聞くとどーしようも無い人間に見えますが
でも素晴らしい曲をいろいろ書いているんですよね~。
マエストロ曰く最後は泥臭く演奏したいそうです。
どんな感じになるのか楽しみ~。