夢を見ることは贅沢なことだといまさら気づいた。

宿の前でマンゴーを食ってるときに小学3,4年生ぐらいの子が
かごに詰めたクシや歯ブラシなどを売りにきた。俺が必要としてるものはない。
時間は25時。
場所はバックパッカーが集まる安宿街。クシを必要としてるやつなんかいない。
みんなどこかで調達してる。

その子はそんなこと気づきもせず何か買ってくれといい続ける。

夜中まで学校も行けずに働き続ける子がいる一方で学校をサボって旅してる
奴もいる。その子はこのまま教育を受けることもなくこの仕事を続けるのだろう。
籠にはなかったボールペンを持ってこさせ20から9に値切って買った。
そんなことぐらいしかできない。

のうのうと遊んでいながら夢をもてる俺と幼いうちから夜中まで働き続ける人。

そのギャップに少しばかりのの衝撃を受けた。


本当に助けになることは何もできなかった。