6月28日くもり
プリーからデリーまで鉄道で40時間。この長時間をエアコンなし、無賃乗車のおっさんおばちゃんたちが容赦なく人のベットを占領してくる3等寝台を使うことは日本からきたこの若者には過酷といえよう。誰だってそー思う。俺だってそー思う。2.5倍もするエアコンつき2等寝台のチケットを買った俺はこれで快適な鉄道ライフを送れる、そう思っていた…この後、信じられない光景がッ!!(ガチンコ風)
定刻通りに発車した鉄道に乗り込むと同じしきり(コンパートメントっていうの?個室にはなってない)に日本人の人がいた。このヒロさん10年前から年2ヶ月インドにやってきて1ヶ月はプリーで休養、もう一ヶ月はバラナシでインドの楽器の修行をしているそうです。インドの楽器、名前忘れました。でっかいギターみたいなヤツ、中学校の音楽の教科書の「インドの楽器」コーナーで紹介されてそうなやつ。しってる?さすがエアコンつきの車両である。外は40度を超えそうな勢いだがここは楽園、エデンの庭。快適。ヒロさんとインド雑談したり飯を食ったりしながら翌朝にはバラナシに到着。いってらっしゃい!と見送った後、今晩22時にはデリーに着く予定だ。3時の昼下がり、昨晩のエアコンがきつすぎて多少熱っぽいのでだらだらしていた。
「熱っぽいなー…寝るかZZzzz」
「バチン!!!」
電気止まった・・・・・
電気が止まるということはどういうことかというとエアコンが止まるということである。想像してみて下さい。1車両に400wの熱量を発する人間が50人以上。外気温40度前後。窓は開かない。
死んだ(泣)唯ひたすらに死んだ。
エデンの森から一転釜茹でにされる五右衛門のごとく灼熱の列車に揺られ残りの9時間を行かなければならない。あつい・・・・この暑さを超快適、梅雨も空けそうな日本にいる皆さんにわかりやすく例えると、真夏の狭いトイレの中で朝昇竜と一緒にストーブをたきながらあったか~いおしるこを飲むようなものだ。ごっつぁんです!相撲は格闘技でごわす!自販機のおしるこって餅入ってないんだよ。知ってた?てゆーか熱ある・・・死んだ。二回目だけど死んだ。隣にヒンディーのおばちゃんが寝ていたがお構いなしにパンツ一丁で横になる。おそらくこれは宗教的にはかなりヤバイ。だがしかし事態が事態だ。本人も周りの人も何も言わないって事は黙認でおkなんだよね?(寺院見に行くときなんかはそれなりの格好で行ってるヨ!)
このまま4時間ほど過ごしていると車掌さんがきた。朝昇竜と4時間トイレの中で過ごしていたら普通は発狂するだろうがこの逞しい青年は朦朧としながらも生き延びていた。
車掌「ふにゃらららほんにゃばりモジャ」
青年「日本語でおk」
ちょwww車掌帰ったwwwwww
なんか伝えることあって話しかけなんじゃねーのかよwwwwと思ったら違う人連れて戻ってきた。帰ったのかと思ったぜ。
「excuse me.you ふにゃららぬにゃにんちょモジャ」
「…日本語でおk」
youまでかよwwwでもなんか英語っぽい感じだなこれがヒングリッシュか。一回で英語ってわかったぶんシングリッシュよりわかるかもな。
長時間にわたる格闘の結果3等エアコンに移動できるとの事。
エアコンに移動できるのだ
これはどういうことか冷静に判断すると五右衛門風呂からあがってひんやりしたクーラーの効いた空間でチューベットを食べられるということである。
車掌さんが神様にみえました。日本語でおkとか言ってごめん。
そうとわかれば移動しない手はない。バックパックをつないでた鎖の鍵をなくしておっさんに
「もういちどポケットを全部確かめなさい」
いわれたww小さいころによく聞いたせりふwまだ幼いという事実はナイショである。
そして鍵はポケットから出てきたwwwおっさんすげえwwww
クソ重いバックパックを背負い狭い車内を移動!バックパックよりスーツケースのほうがいいね。そっちのほうが便利だよ。
「マイサン、ここのベットがあいてるぜ」
「ありがとうファザー。使わせてもらう」
て感じでべっと確保!このファザー一団がすげぇフレンドリーwお決まりのどこから来たのかとか学生かとかいろいろ雑談して、ポーカーして遊んだ。大貧民教えようとしたけどそれは失敗。8切りをどうしても理解しないwwキレだすwwwwwちょんまげと刀知ってる人いたから
「ジャパンでは成人することを元服っていって、元服するとマゲを結って刀を腰に差して歩くんだぜ。全員だ。」
と日本人の生活を詳しく教えてあげましたww
デリーに到着したのは4時間遅れの26時。今から宿さがすのか・・きちーな・・