「テオ、お前の俺への気持ちは、勘違いだ」
幼少期に母国ケルドアの事情で隣国ヴァイクへと追われたロウクラスのテオは、自分は周りから見ると「かわいそうな子」で「だれからも必要とされていない人間」だと自覚して生きてきた。わがままも言わず、真面目に堅実に。
そんなテオを「世界一美しい」と讃え、実の弟のように時にはからかい、励まし、やさしく包んでくれたのは、兄・シモンの友人でありハイクラス屈指の貴族でタランチュラ出身のフリッツだった。
いつしかテオは、フリッツのことを愛するようになるが、この気持ちは絶対に知られてはいけないと隠すようになる。
ところがフリッツは、まるでテオのことを特別に愛しているかのようなそぶりを見せてきて……!?
クソぅ、今回も泣いちまった
虫シリーズって、攻のクソメンズ率高いですよね
そのクソメンズがあらあら、いつの間にか激愛妻家に大変身
結末は解っているのですが、今作はちょっと購入を悩みました。
最近は、あまり精神的に読んでいて辛そうな作品は読みたくない傾向にあるので、前作の『愛の夜明けを待て!』もかなりしんどかったしどうすっぺかなと。
ぶっちゃけくっついてしまえば甘いカプが多いので、一回読んでしまえば落ち着くのですがね
思い入れのある作品ですし、結局購入した訳ですけど、途中までは泣かないで行けるかなと思ったのですが、ダメでした…。
でも、いつもよりは痛くない感じでした。
ぶっちゃけ攻がヘタレってだけでした
結果なんですけど、コミコミスタジオ特典の小冊子がとても良かったです
攻視点のお話になっていて、これは読まれた方がいいと思います
そして読んで1番嬉しかったのは、性モザイクの治療がかなり進んでいてるみたいで、短命ではなくなっている、ということが知れたことです。
『愛の巣に落ちろ!』の澄也がかなり頑張ってくれたみたいです。
タランチュラの執着ナメンナヨ
最後に、アントニー幸せになれよ
多分、一番割を食ったのはアントニー。