どこにも吐き出せないのでここに書かせてください


20代後半に入り、色々あって休職、復職を経て

20代、もう誰ともお付き合いせずに終わってしまうのは面白くないな、というか

今までやってこなかったことをやってみよう!とか

住む環境をかえてみよう!とか

資格取ってみたいなとか

アクティブに動く週末を過ごしたいなとか

もう一回くらい、誰かとお付き合いしてから

今までの色々なことを過去にして30代に入りたいな

新しいことを考えたいなと思いました


昨年の今頃、そんなことを思って

引っ越しをしたり、色々買ってみたり、

ダイエットに取り組んでみたり、

メイクを工夫してみたり…

ご縁あって、年上の方とお付き合いすることができたり…と楽しいばかりではないけれど

今までの自分ではやらなかったことを沢山して、

少しステップアップ出来たなと感じられる1年でした


小さいこどもが好きで、

自分の甥、姪も可愛いですが

赤ちゃんや幼稚園くらいまでのお子さんを見ると

ついにこっとなってしまう私なんですが…

ここ最近、自分の子供を抱っこしたいな

今までは自分のことも管理できない自分が子供なんて…と思っていたけど

20代のうちに子どもがほしいな…なんて

甘く見えるかもしれませんが、

少しずつ、毎日考えるようになって

お相手の方も、私が子供を好きなことを知ったうえで

私との子供がほしいな、なんて言ってくれるようになっていました


妹がつい先日入籍し、来年結婚式をする…ときき

流石に妹の結婚式の頃に姉が妊娠しているのは

妹からしたらあまり嬉しくないだろうな…とか

せっかく妹の晴れのひだから、私も素敵なドレスを着てお祝いしたいな…とか色々考えると

20代で子どもを産むのは夢になるな…

もし授かったら、嬉しいな

という気持ちで今週ずっと過ごしていました


昨日、お相手の方とランチをして、

お相手のお家で

二人で私の友人に借りたリメンバー・ミーをみることになりました

お相手のお家に向かう電車で、

ちょうど目の前の席に1歳くらいの男の子を連れた

お母さんと、そのご両親が座っていて、

その子がとにかく可愛くて

思わず釘付けになって見てしまっていました

途中でちょうど男の子と目があって

泣かれちゃうかな、と思いながら

にこっとしてみたところ

男の子も笑ってくれて、

すごくすごく幸せな時間を過ごして

お相手のお家でリメンバー・ミーをみて

感動して幸せな1日だなあって思ってたんです


リメンバー・ミー本当に素敵な作品で、

勧めてくれた友人にとても感動したと感想も送りました


もう少し時間があるから、と

お相手の方が動画配信サイトのなかから

見る映画を決めて、見始めました


ホラーやスプラッタはだめなので

怖いのは嫌だと先に伝えていたので

大丈夫だと

映画のジャンルを見ていなかった私が悪いのかもしれません…

お相手が選んだのは

「子宮に沈める」

という映画でした


全く内容がわからないまま、

親子の日常が映し出されていって、

途中からなんだか怖い映画何じゃないかと

お相手にこれは怖いのではないか

何が起きるのかと聞きました


お相手は結末は知っているようでした

実際にあったことが題材となっていて

見ていればおのずとわかる…と


※映画のネタバレを含みますので、

見たくない方はここでやめてください


母親と、3歳位の女の子、1歳くらいの男の子の親子がメインでした

幸せな家庭からだんだん

離婚や、母親の環境や心境の変化もあるんでしょう…

だんだん親子の生活は荒れていきました

母親が水商売をはじめ、家に若い男性を連れてきて

隣では子どもたちが寝ている…

女の子は起きているのですが…

性行為をはじめて…場面が変わると

相手が変わったりして…

でも母親は相手にされなくなったのか、

ある日、山盛りのチャーハンを作って

子どもたちを置き去りにして帰らなくなります


初めは気づかなかったんですが、

子どもたちがリビングから出られないようにドアや窓に目張りがされていました…

女の子はまだ小さい男の子の面倒をみたり

粉ミルクをミネラルウォーターで溶いて飲ませたりして過ごしていましたが、

食べるものがほとんどなくなり、

缶詰のパイナップルをあけるために

包丁で缶をあけようと上から叩いたり、

横にして切ろうとするシーンが胸に刺さりました…

演技とはいえ、大きな包丁で手を切ってしまうのではないかとハラハラしました…


(自分は作られたチャーハンを少しずつ食べたり、弟のミルクを一緒に飲んだりしていました…)

小さな弟は途中で亡くなってしまいます…


暗闇の中、動かなくなった弟にハッピーバースデートゥーユーを歌うシーンでこのシーンの男の子は人形であれと強く思いました…

(この姉弟を演じる子役の子は実際の姉弟だそうです)


食べ物がなくなり、ゴミ袋から虫がついた残飯を女の子が口にするシーンで

もう耐えられなくなって涙が溢れました


そこで私の異変に気づいて、謝りながら止めてくれて

何度も何度も謝られました


あまりにも生々しいネグレクトのシーンが続いて気持ち悪くなってしまい、喋る気力すらなかったです


私に子どもを諦めてほしくてみせたのか

泣きながら尋ねると

そんなことはない、私はそうならないと思っているけど世の中にはこういう母親もいると知ってほしかった

と言いました

ただ、こんなに傷つけると思っていなかったと

何も考えずにみせてごめんと

ひたすら謝られました


何も言えませんでした…

私がここ最近毎日のように子どもがほしいといっていたからバチがあたったんでしょうか…

電車内で男の子をみて、幸せな気持ちで相手のお家に向かったのを隣でみていたのに

家族愛の素敵な作品をみたあとなのに

どういう心境でこの作品を私に見せようと思ったのか理解することが出来ませんでした


家に帰らせてほしいと

駅まで送ってもらいましたが、

改札からホームへ向かうまでにやはり気持ち悪くなりトイレに寄って、手を洗って少し落ち着こうと思っていたところ、

酔っていたのか、ちょっと間違えてしまったのかわからないおじいさんがトイレに入ってきました

怖かったのですが、女子トイレであることを伝えると

間違えたといいながら出ていったのですが

怖くて…とにかく怖くて…

さらに気持ち悪くなってしまって電車に乗れなくなって

連絡して相手のお家に泊めてもらうことにしました


すぐに走って迎えにきてくれました


いつもなら一緒に寝ると、不思議なくらいぐっすり眠れるんですが

夢にもネグレクトのシーンが出てきて目が覚めました


私も今日は仕事があるため、

早めの電車で帰って来るつもりでしたが

夜中に目が覚めて、まだ何度も何度も頭から離れないネグレクトのシーンに気持ちが悪くなり、

始発で帰ってきました…


帰りの電車内、ずっと涙が止まりませんでした

私が子どもがほしいと言うのがそんなにプレッシャーだったのか、

あえてあの作品をみせて、無責任に子どもがほしいと言うなと伝えたかったのか

あの作品は事実を元に作られたフィクションだとはいえ、演技でも幼い姉弟にあんなシーンをさせてあの作品を作った人はどういう神経をしているのか

私には何一つ想像できませんでした…


もうあの人と一緒にいる自信がないと

それだけが確実にわかったことでした


出勤するつもりだったのですが、

とにかく吐き気と涙が止まらなくて

お休みをいただきました


自分の気持を整理したくて

ここに残しました


相手には流石に精神的に参ったということ、

一緒にいられる自信がないため、お別れしたい旨を

メッセージで送りました

もしプレッシャーをあたえてしまっていたならごめんなさいということと、もしそれが原因であの作品をみせたのなら別の方法で伝えてほしかったということも


少し時間が経ってから

謝罪の言葉と

もう二度としないからそばにいてほしいと

返事が来ました


何も返せる言葉がありません…