ピストンは、バイクエンジンのシリンダー内を上下に動く重要な部品です。

 

 

燃料と空気の混合気がシリンダー内で燃焼すると、燃焼ガスの圧力がピストンを下方向に押し下げます。

 

この運動エネルギーが、ピストンからコンロッド(コネクティングロッド)を介してクランクシャフトに伝えられ、回転運動に変換されます。

ピストンは上下運動を繰り返し、連続的に動力を生成します。

 

ピストンには、ピストンリングというシールが装着されており、シリンダー壁との間の気密を保ち、燃焼ガスが漏れないようにしています。

また、ピストンはエンジンの高温・高圧の環境に耐えるため、軽量かつ高強度の素材で作られています。ピストンの動作がスムーズであることが、エンジンの効率と性能を左右します。