リフォーム詐欺


リフォーム詐欺とは、リフォーム工事をする意思も能力もないのに、被害者に対し虚偽の事実を申し向け、材料費や工事費などの名目で現金を騙し取る詐欺のこと。必要もない工事、工事が必要かのごとく説明したり、事実と違う状況を作り出し法外な請求金額をだまし取ること。

 
 高齢者宅の床下に水をまいて水漏れを装い、吸水効果のないマットを敷く工事で代金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、容疑者(34)ら男4人を逮捕した。同課は同様の手口で昨年5月~今年1月に兵庫や大阪の高齢者少なくとも20人から約2800万円を詐取したとみている。

 同課によると、4人は高齢者宅に「排水溝の清掃に行く」などと電話して訪問。高齢者の目を盗んで床下に水をまいた後、点検と称して床下に入り、水漏れ修理を持ちかけていたという。水浸しの床下の写真を見せたり、泥で作業着を汚したりして、水漏れを信じさせていたとみられる。

 他に逮捕されたのはいずれも同社社員で、住所不定、容疑者(23)容疑者(39)容疑者(28)。4人とも容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は共謀の上、昨年10月、2回にわたって兵庫県内の80代女性宅を訪問。「洗面所の配水管から水が漏れてる」などとうそをついて修理工事を持ちかけ、吸水効果のない調湿マット144枚を敷いて現金計280万円をだまし取った疑い。マットの仕入価格は1枚約600円だったという。