人民寺院事件 宗教トラブル


 人民寺院(じんみんじいん、Peoples Temple)とは、1978年にガイアナで集団自殺を行ったことで知られるアメリカのキリスト教系新宗教。カルトの典型とされる。

しかし間もなく、「ジョーンズタウン」においてジョーンズらによる信者への暴力事件やレイプなどが多発し、信者たちに強制労働が行われているとの噂が立った。

さらに、信者の子供が無理やり「ジョーンズタウン」に連れて行かれ、まともな教育も提供されなかったことや、これらの状況に嫌気がさして脱退しようとした者がそれを許されず、実質的な監禁状態に置かれていたこと、ジョーンズの指示で「外部からの侵略」が行われたときに備えて、週1回「ジョーンズタウン」に住む信者に対して、銃を使った軍事訓練を行っていたことなどが、逃亡した元信者や信者の家族などにより伝えられたことから、人民寺院やジョーンズに対する批判が起き、社会問題として大きく取り上げられるようになった。


ジム・ジョーンズ(Jim Jones、本名ジェームス・ウォーレン・ジョーンズ、James Warren Jones、1931年5月13日 - 1978年11月18日)とはアメリカ出身のキリスト教系のカルト教団、人民寺院の教祖。

1963年にカリフォルニア州を本拠地とする人民寺院(People's Temple)を結成。晩年は強迫観念が強くなり、1974年、追われるように南米ガイアナの密林奥地に本拠地を移し、自らの名をとってジョーンズタウンと名付け、自分の妻と養子(黒人と朝鮮人)、信者らと共に入植。信者たちに強制労働が行われているとの噂が立ち、1978年11月18日アメリカ下院議員レオ・ライアンら5人がジョーンズタウンに調査に訪れた。調査を終え帰る途上、人民寺院の信者の一隊が議員一行を襲撃して殺害。この直後ジョーンズは信者らに死を命じる。大きな鍋に入ったシアン化合物入りの飲料水を摂取する事により、ジョーンズの妻子を含め大多数の信者が集団自殺を遂げた。ジョーンズ自身もこめかみに銃弾を受け死亡した(但し、自殺か他殺かは不明)。死者914人を数えた。