証拠は使い方が重要


【山陽新聞】

 民事訴訟の賠償金など9億円超を着服したとして、業務上横領罪などに問われた○○弁護士会の元弁護士○○○○被告(65)=○○市東区○○○○=の初公判が23日、○○地裁(○○○○裁判長)で開かれた。検察側は犯行動機について、一部の依頼人らから要求された生活費などの立て替え金が月数百万円まで膨らみ、精算できないまま訴訟の原告に渡す賠償金などを流用していたことを明らかにした。


 冒頭陳述で検察側は、遅くとも2000年ごろ以降、依頼人らから「生活費がないから助けてほしい」と求められ、「賠償金が入れば精算できると安易に立て替えを繰り返し、依頼人とのトラブルになる面倒を回避できると考えた」と説明。

 立て替えについては相手の数とともに金額が増え、03~04年には毎月400万~500万円以上に上ったと指摘。証拠として「暴力団関係者が自宅に来てお金を要求していた」とする被告の妻の供述調書も提出した。

 ○○被告は犯行の隠ぺいのため、訴訟が判決や和解で終結した事実を当事者に告げなかったり、虚偽の判決期日を伝えるなどしていたが、一部の依頼人には不適切な事件処理が発覚。「弱みを握られ、要求を断れなくなった」とした。

 罪状認否で○○被告は「全て認めます」と起訴内容を認めた。


 一方、弁護側は1999~2012年の被告の立て替え金の収支が約16億円の赤字だったとする記録を証拠請求。弁護人は閉廷後、「私腹を肥やすための犯行ではない。大勢にたかられ、追い込まれた」として情状酌量を求める考えを示した。


 起訴状などでは06~12年、交通事故や医療過誤の訴訟で保険会社などから振り込まれた賠償金をはじめ、成年後見制度の契約に基づき管理していた預金など22件で計約9億700万円を着服したとされる。


所属していた○○弁護士会の監督責任を問う声も上がり、同席した日本弁護士被害者連絡会の○○○○会長(58)=京都市=は「弁護士会は知っていることをすべて明らかにすべきだ」。○○会長は損害賠償請求訴訟も視野に補償を求めていく考えを示した。

 ○○弁護士会の○○○○会長は「弁護士全体に対する信頼が著しく損なわれている深刻な現状を厳粛に受け止めている。事件の全容解明を強く期待し、再発防止に全力を挙げる」とする談話を発表した。

 


 ○○弁護士会にこの件で相談したが何の進展もなかったと話していた。基本的には、どの業界にも隠ぺい体質があるのは当たり前のこと、証拠があっても使い方次第では効果は全くでないことがあります。



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