子どもが3人いて、上2人は上京して離れて暮らしている。

 ふと思い出してはLINEをしてみるのだが、生活リズムの違いか、優先順にが低いか、返信には時差がある。時には日をまたぐこともある。


 そんなときは自分の子育てを振り返り、やってられなかったことを反省したり、自分の20代を思い出してみたり。

 そして、最後には「親のことを毎日思い出すことなく過ごせるのは、安心して自分の生活に集中しているからなのだ」と自分に言い聞かせる。


 こんなことの繰り返し。


 大学生の子どもから連絡があるのは、お金が必要なときとか、銀行から引き落とされた不明金についての相談。

 社会人の子どもから連絡があることはなく、興味のありそうな美術館の記事を見つけたらURLを送信すると、やっと短いコメントが返ってくる。


 でも、週末にインスタにあげたら、すぐに「いいね!」がつくことがある。


「これだ!」


 子どもたちはアカウントをたくさん持っていて、メインのアカウントはフォローさせてくれないから、子どもの生活はわからないけど、こちら安否確認には最適なようだ。