桜と同じくらい好きなタンポポ。
黄色のふわっとした形が可愛らしい。

アスファルトの隙間でも咲くたくましさ、葉も花も根も食べられて動物のお役に立つけなげさ。タンポポを見かけると心のなかで「こんにちは」「よく咲いたね」と声をかけて元気をもらう。


でも、畑に咲いたタンポポは取るしかない。綿毛になれば増えるし、ちいさいうちに「ごめんなさい」と。


植物と違って、動物は移動ができる。自分が何の種なのか知って、のびのびと生きられる場所を探すことができる。


でも、自分の種の特性をしっかり理解していないと、選択肢が多い分、間違って回り道するかもしれない。窮屈な場所で具合が悪くなるかもしれない。


自分のことをよく知るには、やっぱり人の目を通した自分をみる必要がある。人は自分の鏡。人付き合いは煩わしいけれど、すべては自分を知るためなのだ。


みんながそれぞれのびのびと生きられる場所を見つけて、穏やかに幸せに暮らせればいいなぁ。