私が尊敬する信田さよ子さんは、「自己肯定感」という言葉が嫌いだという。自己肯定感が低いとか、自己肯定感を上げていくとか…自分でも使ってきたし、聞き慣れた言葉だった。
自己肯定感を上げるためには、自分のダメなところも丸ごと受け入れてあげるといいと聴いたことがある。ダメなところも、いいところも自分なんだと。もちろん反省や振り返りは必要だろう。
ミスをしたり、思いどおりいかなくてネガティブマインドになってしまうとなかなか抜けられず、変に自分を正当化したくなって、腹を立てたり、イライラしたりしてしまう。
信頼できる人に話してみて、ひとたび「ああ、良くなかったな…」と自分の非を認めてしまえば、モヤモヤはスーッと小さくなっていく。小さく硬くなっていた心がヒューンと大きく柔らかくなる。
自分に起きたことは、いいことも嫌なことも、丸ごと受け入れる。しょうがないとあきらめることもある。そうすれば、嫌な気持ちを引きずって無限ループに迷い込むことなく、問題は終わって、また新しく始められるのではないだろうか。
自分にYes!
丸ごとOK!