色はカラー。タッチは水彩画。
そこは、魔法が当たり前にある所。
空間に浮くその島には、
シンデレラ城を10倍位でっかくした城がある。
その城を中心として円錐型・末広がりに建物が隣接している。
その島は国自体が学園で、『学生』は全寮制みたいな形で城に隣接してる建物、城下街で暮らしている。
『学生』は『国民』の事。魔法が使えて当たり前のこの国では『学園』である『国』からの『卒業』はない。
『卒業』とはつまり『追放』。
『学生』には4段階ある。
・魔法を勉強中の『一期生』
・3つ以上の魔法をマスター習得して働ける『二期生』
・一期生に魔法を教える『教員生』
・それ以外の魔法能力が極めて高い、極わずかな人『特生』。
それより位が上になると『魔師』になる。
島の外側は国が管理してない無法地帯。一応1~12番街で分かれている。
魔法能力がない為に『卒業』させられた人、国に不満をもつ人、自由でいたい人、色んな反国家民がそこで暮らしている。
私は教員生を兼ねた特生。
魔法を悪いことに使うと『毒』と呼ばれる悪霊のようなものが生まれる。
そいつらを退治するのが『戦士』の仕事だ。
基本的に毒達は夜に行動し、寝ている所に襲いに来る。毒に侵されると魔力を失ってしまう。
毒達は光に弱い。退治のやり方はその光を使った『浄化』だ。
これが魔力、精神力をかなり使うので、特生の中でも数人しか戦士にはなれない。
光を出すのはかなりの魔力がいる為、3人以上の戦士が必要になる。
だから戦士は3人一組のスリーマンセル。
私は魔力を使わず、光を単独で手の中に造り出せる。イメージを具現化できる唯一特殊能力を持つ戦士だ。
最近は毒の出没率が高くて、授業に参加出来ないくらい忙しかった。
意思や知能を持たない毒は単独行動が基本だったが、最近は2、3体のグループでの行動が目立ち、『毒が組織化してきている』との情報も上層部から聞いた。
事件の起こったその日は
学生が夕方まで校庭で運動会の練習をしていた。
この運動会は一週間行われる。魔力、体力、精神力を競う競技や、パフォーマンスなど、様々な出し物があり、歌って踊ってお祭り騒ぎをする。
年に一回のこの運動会をみんな楽しみにしている。
私も具現化パフォーマンスをみんなに披露する事になっていた。
練習をする学生を横目に見ながらパトロールをする。
空間にいつもと違う違和感を感じた。
上手く飛べない。
普段なら何も考えずに長時間飛べるのに、何故か1キロも飛べないのだ。
空間が重たく感じた。
『なんだろう?』と嫌な予感を抱えながら、パトロールを続ける。
校庭の裏にまわった時、不思議な色のマントを付けた不思議な髪色の見たことない男が建物の階段を上っていた。
少し気になったので、近づいて行こうとしたら、その男は私に気付いて少し小走りに建物に入って行った。
怪し過ぎたのですぐに追いかけて建物に入ったが、見失ってしまった。
つづく?
』って怒られた。