雲ひとつない澄みきった空の青。





西の空を燃えるように染める夕焼けの赤。




お日様の光を浴びてすくすく育つ
黄色のひまわり。




春が来たよと咲き誇る桜の薄いピンク色。




新しい季節に向かって
一斉に芽吹く新緑のイキイキとした緑色。






この世界はいろいろな「色」に溢れてる。

でも時々、ふと思うのです。




わたしの見ているこの「色」と


あなたの見ているその「色」は


同じ「色」なんだろうかと。





くらべる術などない。





わたしはわたしというフィルターを
通してこの世界を観ている。


あなたはあなたのフィルターを通して
この世界を観ている。





もしかしたら…


あなたの見ている「色」と


わたしの見ている「色」は


全く違う「色」なのかもしれない。


わたしの見ている空の青と


あなたの見ている空の青は


同じ青?



わたしの感じている夕焼けの赤と


あなたの感じている夕焼けの赤は


同じ赤?












わたしはわたしの

この「色」を感じたらいい。





あなたはあなたの

その「色」を感じたらいい。




そこに正解や間違いなんてないし

ましてや絶対なんてないのだから。