城咲が初めて語る思い出…。。。

「宝塚観劇に行っていつも悩むのですが、幕が下りる時、出演者の方が手を振られますが、こちらも手を振って良いのでしょうか？」

というご質問がありましたが

これ、分かります(笑)

城咲も、ファン時代…悩みました(笑)

振りたいけど…ちょっと恥ずかしいし…ジェンヌさんに「何あの子」とか思われたらどうしよう…

とか思っていました(笑)

でも、全然大丈夫だと思いますよ

先日の客席降りの話と同じで、お隣や前後のお客様にご迷惑になる程大きく降らなければ、問題無いと思います

自分が出演する身になって、城咲は、お客様が楽しそうに観ていて下さる事が一番嬉しかったですし、いつも最後のパレードの時、皆さんの笑顔を拝見して、“今日も頑張って良かった”って思っていましたから

それから、

「ジェンヌさんに誕生日プレゼントを贈りたいのですが、ブランド品じゃないとダメなのでしょうか？」

というご質問もありましたが

全然そんな事ないですよ

プレゼントは気持ちですから

中には、ブランド品を贈られる方もいらっしゃいるかもしれませんが、“お誕生日をお祝いしたい”というお気持ちが一番ですから、何が良い、悪い、という事ではないと城咲は思います

お手紙1通だって、頂いた方からすれば、大切なプレゼントです

お手紙も品物も、皆さんが、その人の事を考えて、書いたり買ったり作ったりして下さるものですから、どんなものでも、喜んで下さると思いますよ

そこで思い出した…

城咲がこの十数年、語った事のない話…

城咲、宝塚ファン時代に…1度だけジェンヌさんにファンレターを書いた事がある

それはまだ城咲が小学生だった頃の事…

その頃の城咲、まだ花組にいらしたマミさん(真琴つばささん)が好きで…

今までの人生でたった1度だけファンレターを出しました

確か内容は、「マミさんが銀橋に出てきた時に、目が合って嬉しかったです」というような事だった

(今思えば、本当に目が合っていたかどうかは定かではないが…)

でもまだ小さくかった城咲、それだけの手紙が恥ずかしくて恥ずかしくて…

なにかの記事に、マミさんが“にんじん”がお好きだって書いてあったと思い出し…

「よしペンネームだ」

と…

手紙の最後に、

『ニンジンより』

と書いたのだった…

時が経ち、自分が舞台に立つようになって気付いたのは…

手紙にペンネームを使う方はほとんどいらっしゃらないという事

どんなに小さなお子様でも、『ゆかより』とか、ちゃんと名前を書いてある…

ましてや、野菜の名前などで手紙を書いてくる人は見た事がない…

なんて事をしてしまったんだ城咲…

という事で、かなり恥ずかしい話だったので、多分、今まで誰にも話をした事がなかったと思うのですが…

もうそろそろ時効かなと、本日皆様にお話しさせて頂きました

そんなわけで…

皆様手を振るのが恥ずかしくても、お手紙やプレゼントに悩んだりしても…

『ニンジンより』って手紙書くより恥ずかしくはないと思うので

自信を持って下さいね