歌の事。。。

「宝塚を受験したいのですが、歌もバレエも習っていません。しかも私は音痴かもしれません…自分でてきる発声法はありますか？」

とコメント下さった方

ごめんなさい

城咲も歌が得意なわけではなくて、いつも舞台に乗せるまではてんやわんやなので

“こうしたらいい”

と具体的な発声法は言えないのですが…

とにかく練習あるのみだと思います

何度も練習しているうちに喉の筋肉もついてくるし、自分の苦手な所も分かってきますから

ただ、練習しすぎて喉を痛めないように、時々は休ませてあげて下さいね

あとは、“音痴”と言われているのがどれくらいかにもよりますが

治らない事ではないと思います

課題曲があるのでしたら、そのメロディーラインを何度もピアノで弾きながら、もしくは録音して一緒に歌ってみる

大切なのは、ゆっくり１音ずつ丁寧に

ピアノの音と自分の声がズレていないか確かめながら行って下さい

それを録音して聴いてみるのも良いと思います

かなり根気がいる作業だと思いますが、頑張って下さいね

「『グレート・ギャツビー』の“王子と王女”の歌が好きでした。舞台で歌う時はどんな気持ちですか？」

「舞台で歌う時に気を付けていた事はありますか？」

というご質問

“王子と王女”の曲は城咲も大好きでした

ただ、一人で練習している時に…

“いつか白馬の～王子～さまが～”

という所で…

ふと頭によぎったのは…

白馬に乗ったサラリーマンのオジサマ＋

            ↑

      (馬の代理)

この想像は暫くの間、城咲を苦しめる事になった

まぁそんな事はさておいて…

舞台で歌っている時は…

お芝居の場合は、その役の気持ちなので、その役が悲しい時の歌なら悲しいし、幸せな時なら幸せだし…

でもその役の気持ちになっていても、少しだけ冷静な部分は残しておくようにしています

以前、演出家の先生に言われたのですが…

“いくら泣くお芝居だからといって、何を言っているのか台詞や歌詞が伝わらなくなってしまうのが一番いけない事だ”

と…

確かに、感情表現が豊かだからといっても…

役者と違って、お客様には台本があるわけではないですから

お客様の頭の中に、

“？”

が浮かんでしまうと、その時点でお客様は冷静になってしまいますから

だからいつも、どんなに感情が爆発しても、“お客様にお伝えする”という気持ちを忘れないようにしています

まあ、色んな演出家や役者がいると思うので、これは城咲の考え方だと思っておいて下さいね